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カテゴリ:エッセイ
聖人の政治にマニフェストなんてない。
国民の意向に従って政策を行うだけだ。 国民が善いと思うことは、聖人も善いこととする。 国民が悪いと思うことは、聖人も悪いこととする。 国民が信用していることは、聖人も信用する。 国民が信用できないことは、聖人も信用しない。 聖人は、いつでも国民の意向にそえるように日夜心を砕いている。 その動向を国民は注目している。 しかし、やがては聖人の存在すら忘れてしまう。 なんの抵抗感もないからだ。 1歳の赤ん坊に総理大臣の名前を訊いてもわからないように、20歳のアイドルに総理の名前を訊いても答えられない。 そんな存在感のない、抵抗感のない政治。 それが聖人の政治である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.28 10:49:08
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