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カテゴリ:エッセイ
徳の有る者は、無邪気な赤ん坊といっしょだ。
ハチ、サソリ、トカゲ、ヘビなど、陰険な奴らは、狙おうとしない。 虎やライオンやクマとかの猛獣は、襲い掛かったりしない。 鷹や鷲みたいに高いところから奪い去っていく奴らも、奪おうとしない。 骨は柔らかく筋力は弱くても、自分の本心を手放すことはない。 自分のやりたいことをやるので、いつでも元気いっぱいだ。 一日中頑張っても、気力は衰えない。 自分の本心にいつでも従う。 これを「平常心」という。 世間では、まわりを押しのけて自分だけが得をすることを「めでたい」と言い、そのやり方が上手い奴のことを「有能」と言う。 しかし、それを生涯続けることはできない。 だれでも、やがては老いるからだ。 そんことも知らないで調子に乗っていることを「不道」という。 「不道」はけして長続きしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.07 19:01:28
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