群ようこ「浮世道場」
予報通り朝から雨です。お仕事もお休みです。群ようこさんは好きな作家さんです。納得出来る部分ばかりなんだもの。今日は「浮世道場」古典を群さんがちょこっと解説&関連エッセイみたいな本です。目次をざ~っと見て真っ先に読もうと思ったのが「風姿花伝」世阿弥の書いた能楽論先日読んだミステリーに世阿弥が出てきて「風姿花伝を書き上げるまで死にたくない」みたいな事を言う部分があったので どんなものか気になっていたの。う~んなんてタイムリーなんでしょ。読んでいきなり群さんのお稽古事の事が出てきてなかなか思ったように上達しなくて「こんなはずではない。いったい、どうして、どうして」と思い変だ変だと考え続け、あまりにできないので止めてしまおうと思った時「ちょっと待てよ」と気がついた事っていうのが(前置きが長いですね~~)「どうしてできないと悩むんだろう。それは自分が出来ると思っていたからでできると思っていたのは錯覚だったのでは」と自分の傲慢さに気がついたと言われてるんですいちごのテニスと同じだよ。いちごはシャラポワにあこがれてテニスを始めてすぐにバリバリ さすがにシャラポワほどになるとは思ってなかったけど上達すると思ってたの。自分の運動神経も棚に上げ とんでもない思い上がりだわ。いちごのテニスのイメージといえばシャラポワだったんだもの。あ~なれると思って始めちゃったんだよそりゃギャップがあって当然よね。シャラポンが何年テニスを練習してきたかそれにいちごがいきなり追いつけるハズもないのに。まったくね~落ち込む必要もないんだよ。そんな事でうじうじしてる間に「ボールを1球でも打て」だよね!群さんて 大人だなぁいちごも年齢的には大人なんだけど習い事って上級になったらなったでさらに上を目指して 永遠に続くのよねえ。ゴールがないんだよね。なんかすごい世界だわ。能楽論を学ぶ前にテニスで悩む気持の整理が出来ました。他には「蜻蛉日記」「解体新書」「雨月物語」などあります。群さんの目線 やっぱり好き。おもしろいけど まじめで そうして皮肉屋でない所とにかく読んで良かったですテニス気長に続けます。