こころゆたかに

　秋も深まってきましたね。先日、栗拾いにいった友人から栗をたくさんもらったので、栗ご飯にしました。秋の味わいです

 　今週読んだ本は４冊でした。

　　　　　
　　　　　　　　１冊目
　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　木村さんのリンゴ奇跡のひみつ　小原田泰久

　無農薬、無肥料のリンゴを１１年間の苦労の末、成功させた木村秋則さんのことについて書かれた本。以前、『奇跡のリンゴ』『すべては宇宙の采配』を読んだことがありますが、内容が重複している部分も多々ありました。それでも、木村さんのエピソードは何回読んでも感慨深いものがあります。
　植物も生き物も地球上は全て繋がっている、そしてその繋がりを基盤に考えれば、環境だけでなく経済もうまく廻っていく、そんなことを木村さんの言葉などから感じます。

　　　　　　　　
　　　　　　　　奇跡のリンゴ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すべては宇宙の采配

　　
　

　　　　　　２冊目は


　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　働きアリの2割はサボっている　稲垣栄洋

　８０余りの身近な生物の知られざる生態などが分かりやすく、短い文章で書かれていてます。もともとは新聞の連載だったのをまとめたものなので、読みやすい本。
　最近、息子に質問された「トカゲのしっぽって、切れても何回も生えてくるものなの？」と問われ、きちんと答えられなかったのですが、この本に答えが書いてあって、ちょうどよかったです
　初めて知ることもたくさんで、子どもにもいくつか紹介しましたよ



　　　　　　　３冊目

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　よく笑う人はなぜ健康なのか　　　伊藤一輔　

 　“笑いが免疫力をアップさせる”とはよく聞きます。笑うことによってＮＫ細胞が増えるとか。その辺りは知っていたけれど、それ以外にもこの本は“笑う”ことの効果についてたくさんのことが書かれていました。
　笑うことと同様にストレス解消になったり、免疫力を高める働きがあるのが泣くこと。とても笑えることがない、と言う人は泣くこともいいそうですよ。


　　　　　　　４冊目
　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　佐藤初女さん、こころのメッセージ　小原田泰久

　『木村さんのリンゴ奇跡のひみつ』の本に“佐藤初女さんのおにぎりを食べて自殺を思いとどまった人がいる”ということが書かれていました。
　初女さんは、「おむすびを作る時は、お米の一粒一粒が息ができるようにと思って握ります。ぎゅっとは握りません。お米が苦しくなってしまうからです」と言っているそう。その部分を読んで、初女さんのことについてもっと知りたいと思ってこの本を読みました。
　初女さんの様々な言葉が紹介されていますが、どれも生活の中で自然に出た中で重みのあるものばかり。
　さまざまなエピソードからは、全てにわたって“丁寧さ”“誠実さ”“優しさ”が感じられます。読んでいて、温かい気持ちになりました。