鏡開き
今日は年神様にお供えしたお餅を開く、鏡開きの日ですね。我が家でも鏡開きをし、お餅をぜんざいにしていただきました。 古来から鏡餅は歳神様のご神体であると考えられていたようです。丸い形のお餅は望月(満月)の意味もあり、家庭円満も象徴するとか。お餅を包丁で切ることは歳神様との縁を“切る”ということに繋がるので、必ずかなづちなどで叩いたりして“開く”ようにするものだそう。それを知らなかった私。数年前までは包丁で切っていました・・ 歳神様の霊力が宿ったお餅をいただくことで、新しい生命を年神様からいただくことができるとか。(鏡餅には他にもいろいろないわれがあるようですが)いわれを知っておくと、感謝の気持ちやいろいろな目に見えないものを敬う気持ちが出てきます。そういうことを子ども達にも伝えていきたいなと思います。 いわれといえば、昨日の新聞に“凧”についての記事がありました。記事によると、凧はもともと中国の軍事用品の一つだったそうです。急な用向きを伝える文書をくくりつけて飛ばしていたそう。それが、日本に伝えられた時に、風を切って飛ぶ凧の音を悪霊が嫌がるとして、凧によって悪霊退治ができると考えられたということです。 医学が未発達だった時代に、病気は悪霊の仕業だと考えらていたので、凧の絵柄にはヤッコや虎、龍など強い物を描きそれによって魔を避けるということだったらしいです。お正月に凧をあげるのは、一年の初めの魔除けと、自由に空高く飛ぶ姿を子供の未来にたとえるという意味があるとのこと。 凧が軍事用だったとは初めて知りました。伝書鳩のような役目をしていたのですね。でも、思うところに凧を飛ばしたり、落としたりすることができたのでしょうかねえ。。敵の手に渡る可能性はなかったのでしょうか。それとも、今の凧とは全く形体が異なっていたのでしょうか。 今まで、なぜ凧あげをお正月にするのかについて、疑問をもっていなかったので、この記事はなかなか面白かったです。