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カテゴリ:恋歌1
君なくは
なぞ身装はむ くしげなる 黄楊(つげ)の小櫛も 取らむとも想はず 万葉集・巻九1777番 あなたに会えないなら、この身を飾り立てる 気力もわきません。 櫛箱の中の黄楊の櫛さえ 手に取ろうとは想いますまい。 赴任地から都へ戻る、恋人への歌です。 彼女は播磨の国の遊行女婦(うかれめ)の身。 一緒に行くことはかなわぬ夢・・・・ 残される側の悲しみが胸にせまります。 再び会える日は来ないでしょうから・・・ ここから30分ほどの高原には松がたくさん生えている。 週末になると、かごをもち、 子供と松ぽっくりを拾いに出かける。 たくさん集めて、花炭を焼くつもり、 焼いて何をするのか? 籠にアレンジして竹雀庵で出す予定なのだ。 星の炭と名づけているがなかなか可愛い。 難点は、もろいところ、 ある所に、お願いして、試作してもらったけれど、 うまくいかず、炭にはならず、手間だけかかったと 苦情をいわれてしまった。 やむをえず、自分でまた、焼くこととなった。 以前は竹を焼いていたけど、とにかく竹を割ったり切ったりが大変。いくら私が逞しい部類といっても、 所詮女の細腕なんだもの、限界がある。 これまで、幾人もの人が竹を切ってあげると、 名乗りをあげてくれたことか? けれど、実際やってみると、あまりの大変さに、 二度と寄り付かない。 それで、手に入りやすい、松笠とかに方向転換しようと している。 田舎の山が竹だらけになるはず・・・ 老人ばかりのの過疎地 は手入れが追いつかない。 竹の繁殖力たるや、ものすごいもの。 我が家の庭にも筍が猛烈な勢いで出てきている。 食べても食べても生えてくる。 2.3日ほっておくと、ぎょっとするほど、筍だらけ。 せいやんせいやんさんのショートショートの 題材にしてほしいほど。 来年は保存方法を考えておかなくちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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