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カテゴリ:恋歌1
わが恋は
み山がくれの 草なれや しげさまされど 知る人のなき 古今集巻十二 五六〇番 奥山でつつましく生きている草のような 私の恋。如何に、茂ろうと、想いがつのろうとも あの人には知ってもらえない・・・ 秋ということで、最近、読書量が、増した。 今まで、読んだことのない分野のものをたくさん 読んでいる。 少女時代から、本が好きで、宿題もせず、ひどいときは 押入れに、隠れて読んでいた。同窓会の時に聞いた話では 授業中でも、こっそり読んでいたそうだ。そんなことは、まったく覚えていないので、びっくりした。 中学の図書館のあらゆる文学全集はすべて読破していた。休み時間も、 校庭にでることなく、図書館にこもりっきりだったらしい。 今となっては、それが、私の血となり、肉となりとなっているかは、不明。 何にもなってないような気がする。 最近、漱石の坊ちゃんを再読して、感激したところだ。 愛情深い婆やのお清と、強がりばかりいってる、坊ちゃんの心の交流もテーマということに、気づいた。 子供時代はストーリーばかり追っかけて満足していたということ・・・ 最近興味があるのは、白州正子、武田百合子、特に白州正子って人は、すばらしく、才能のある人だ、 韋駄天夫人というあだ名さえある。 彼女の愛した着物や、骨董、をグラビアで 眺めつつ、書いた物を読んでいる。 交流のあった著名人も半端ではなく、たどっていけば、読みたくなる本ばかりで、時間はいくらあっても、たりない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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