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満天の星

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Nov 21, 2004
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カテゴリ:恋歌1
わが恋は
み山がくれの
草なれや
しげさまされど
知る人のなき
     古今集巻十二 五六〇番

奥山でつつましく生きている草のような
私の恋。如何に、茂ろうと、想いがつのろうとも
あの人には知ってもらえない・・・

秋ということで、最近、読書量が、増した。
今まで、読んだことのない分野のものをたくさん
読んでいる。
少女時代から、本が好きで、宿題もせず、ひどいときは
押入れに、隠れて読んでいた。同窓会の時に聞いた話では
授業中でも、こっそり読んでいたそうだ。そんなことは、まったく覚えていないので、びっくりした。

中学の図書館のあらゆる文学全集はすべて読破していた。休み時間も、
校庭にでることなく、図書館にこもりっきりだったらしい。
今となっては、それが、私の血となり、肉となりとなっているかは、不明。

何にもなってないような気がする。

最近、漱石の坊ちゃんを再読して、感激したところだ。
愛情深い婆やのお清と、強がりばかりいってる、坊ちゃんの心の交流もテーマということに、気づいた。
子供時代はストーリーばかり追っかけて満足していたということ・・・

最近興味があるのは、白州正子、武田百合子、特に白州正子って人は、すばらしく、才能のある人だ、
韋駄天夫人というあだ名さえある。
彼女の愛した着物や、骨董、をグラビアで
眺めつつ、書いた物を読んでいる。
交流のあった著名人も半端ではなく、たどっていけば、読みたくなる本ばかりで、時間はいくらあっても、たりない。






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最終更新日  Nov 22, 2004 08:51:18 AM
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