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カテゴリ:恋歌1
わが涙
血ともなれかし 血の痕の 火ともなれかし 君見む文に 「涙痕」 あの人の読む手紙の中で 私が流したおびただしい涙よ、 真っ赤な血となれ その血の痕は、火と変わるがいい。 不幸な初恋から生まれた歌集「涙痕」の一首。 相手は、妻子ある不実な文学士であった。 この時、彼女は第一子を生んでおり、歌のように苦しみに 悩んで別離を選んだ。 この頃から、歌に親しむようになったという。 現代は、メールの時代 メールの文でも、この激しい熱情は伝わるだろうか? 久しぶりに日記に向かう。 今年も、あとわずかというのに、 やり残したことの多いこと! あと3日でばたばたと片付けなくてはならない。 おまけに10月の中旬以来、じわじわと体重が増加し、 ついに、顔が丸くなった!など、やんわり注意される。 これは非常事態だ。 はっと、我にかえれば、日記も、書いてはいないし、 体重は増加してるし、友人たちへは、連絡を絶っているし 一体、私は何をしていたのだろう???? そう、私は夢うつつで日々を過ごしていたのだった。 昨日、友人から来たメールの一節 「いつも、あなたには、驚かされます・・・」とあった。 私の近況を知らせたから。 大抵の友人は私の落差の激しい生き方にあきれている。 ある人はすみれ想の生き方を、「ジェツトコースター人生よね」と言っていたっけ。 登りつめたことはないけど、確かに、浮き沈みの激しい暮らしをしている。 人生後半戦にさしかかったというのに、落ち着くどころか 新たな船出をしようとしている。 行く先は? 一体どこに? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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