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カテゴリ:恋歌1
五月雨の
雲はひとつに 閉ぢ果てて ぬき乱れたる 軒の玉水 式子内親王集 やっと梅雨らしく 降り始めた 五月雨の空 雲はぴったり 空を閉じきり 軒先に落ちる水の雫は 乱れ散る玉のよう・・・ ::::::: 庭先でごみを焼こうとしていたら ぽっぽつと降ってきた。 久しぶりの恵みの雨だ 今日は昼から、 友人のところへ出かけた。 ここより更に山深い山中に住んでいる 彼女の家は十代続く医家なので、 山に囲まれた高台に建つ家は、蔵や昔の診療所などが 母屋を囲んでいて、なかなか見ごたえがある。 周りの山は私が欲しがってる山苔の宝庫なので、 今日はバケツを持参し、頂きに出かけたのだ。 迷い易い道だけど、何度も来てるし 大丈夫とたかをくくって 車を走らせていた。 しかし、走っても走っても 緑が一杯、緑は深くなるばかり・・・ 細道に入り込み、ここだろうと、坂道を強引に 進むと・・ なんとそこは行き止まり 先のほうに見知らぬ家の庭先が見える・・・ 戻ろうにも両脇は崖と田んぼ、車の幅がやっとの 心細い泥の路肩 顔がひきっる・・ 立ち往生とはこの事ね!、青ざめて回りを見渡すと 鶏小屋のそばに少しばかりのスペースがある。 必死で突っ込み、何度も切り返し、 田んぼに転がり込まないように 何度も降りては後ろを確認する。 「あと50センチはいける・・・」とか 視線を感じて屋敷のほうを振り向くと、 おじいさんとおばあさんが 訝しげな様子で、私を眺めてる。 鶏泥棒とでも思われてるのかな? 「怪しいものではありません ただの迷い子です」っと 独り言をいいながら、ものすごい音をだして 木の幹を擦りながらも、バックに成功。 鶏たちに衝撃を与え、冷や汗を拭き吹き それこそ、スタコラサッサの雰囲気で 逐電してきたのです。 いったい誰が、こんな極端な運転環境にいる? 落差が激しすぎる。 つい2日前は JAGUARにのって大阪の真中を走っていた。 それが、今日は泥だらけの車で、 田んぼに転がり落ちかけちゃった。 本当に私の人生って前途多難なようです・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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