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カテゴリ:恋歌1
あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ 万葉集巻二十・4448 あじさいが八重に咲くように 八代にわたって咲くと いわれるように 末永くお栄えくださいね あじさいの花を見ては、 あなたのことをいつも 想い出しながら お慕い申しております・・・・ :::::::::::::::::: この数日は九州地方は大変な大雨であった。 そのせいか、雨上がりの野山の木々は緑が いっそう深まり、 濃い緑が美しい。 盛りを過ぎたはずの紫陽花さえも すっかり元気を取り戻し、 うす紫の花をみずみずしく咲かせている。 紫陽花は不思議なことに、万葉集には2首しかみあたらない。 花言葉は「移り気」とか 「浮気」などあるかと思えば 「忍耐強い愛」「元気な女性」「一家団欒」とか さまざまで、よくわからない。 鉢植えの紫陽花は好きではないが、庭先の雨にぬれた 紫陽花には心ひかれる。 大輪の花が一株に同時に咲きそろうのは、 美しいだけではなく かなりの迫力だ。 我が家の八重葎と化した庭や畑・・・ 雨が降ると がちがちだった土も柔らかで ふかふか 大地にしがみついて鍬で削るしかなかった 強面の雑草たちも するすると あっけなく抜けてしまう。 面白いほど、草むしりがはかどる。 白い長い根っこまで見せて、まさに完全降伏という かんじ・・・ そういうわけで、妙に楽しく面白いので 傘をさしながらの奇妙な草むしりがやめられない。 いつのまにか、顔を虫に(この地方では「ぶと」といいますが・・) 刺され目を腫らしたりしながらも、懸命に精進しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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