089410 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

満天の星

満天の星

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

すみれ想

すみれ想

お気に入りブログ

ヒロコのつぶやき・… New! Hirokochanさん

俳句「冬めく」 風鈴文楽さん

シナリオライター志… ぐりママ0192さん
Harmony はなめーる・ちゅんさん
ちょっと本を作って… 秦野の隠居さん
Oct 30, 2005
XML
カテゴリ:恋歌1
落葉
      上田敏「海潮音」

秋の日の ヴィオロンの
ためいきの 身にしみて
ひたぶるに うら悲し。

鐘のおとに 胸ふたぎ 
色かへて涙ぐむ 
過ぎし日の おもひでや。

げにわれは うらぶれて
こゝかしこ さだめなく
とび散らふ 落葉かな。


「海潮音」訳詩集。上田 敏訳。明治38年 本郷書院より刊行
ヨーロッパの訳詩57編を収める。
ブッセの「山のあなた」、ブラウニングの「春の朝(あした)」など



----------------------------------------------------
上田敏のこの訳詩はあまりにも有名

まだまだ純真だった乙女のころ、
授業の合間に口ずさんでは
うっとりとしていたものだ。

授業中よく、ボーッとしてて、
先生に注意されていた。一体
何を夢見ていたんだろう・・・・

大年増と化した今となっても、依然として
心ひかれる詩の代表である。

というより、中年を過ぎた今だからこそ、より共感できる。


「うらぶれて 定めなく 飛び散る」落葉を
我が身をなぞらえたりして・・・
「ひたぶるに うら悲し」の世界に
どっぷり浸かっております。

「バイオリン」ではなく「ヴィオロン」とあるから
またいいようだ。
「バイオリン」と換えて読んでみると全く
情緒が感じられなくなる。

それはさておき
我が家では
炬燵にフアンヒーター。ホットカーペット
などを出して、冬支度も準備万端。
九州なのに、兎に角、寒い。

寒がりの私にとって、恐怖の冬がもうすぐやってくる・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Oct 31, 2005 02:14:33 PM
コメント(14) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X