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毎日の生活で感じたこと

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2024.10.20
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カテゴリ:歴史
​「和の国チャンネル」​
​​『田中英道が語る映画オッペン・ハイマー
 原爆・核開発⑤』の続き。​​

​おそらく北朝鮮・興南で日本が​原爆作ってる​​ことを、​
​アメリカは知らないわけではなかった​と思う。​
だからこそ​​ドイツよりも日本の原爆を恐れて、​​
​「なぜ日本に原爆が落とされたのか?」​
その問題に1つの大きな理由を求めることができると思う。
​​​​日本朝鮮具体的この原爆製造​​​​をやっていた。​
​​1年早く日本の方が計画を立てていた​。​​

​​日本本土実現すること不可能​​だと感じて、​
​すでに​野口コンツェルンが引き受ける​。​
​これは日本陸軍が提起したと思う​んですが、​
これが大体1年か2年。
それがマンハッタン計画に競争する関係になっていった。
この計画を日本の理化学研究所や京大によって開発され、
​​日本​​政府推進​​、あるいは​東条英機推進​する…
そのことを、​​
​アメリカは知っていた​

いずれにしても日本で実現されることは知っていたが、
北朝鮮で行われることは最初は知らなかったと思う。
ただそれが日本で進行してることは、アメリカは知っていただろう。
​野口遵​は、オッペンハイマーのような技術者ではないが、​
​帝国大学工学部電気工学科出身、​技術士​の資格を持っていた。​
ですから単なる政商としてこれを推進するのでなく、
​​実際の科学者と言ってもよかった。​​

​​
だからこの人は、やはり「​日本の防衛​」を考えていたと思う。​

軍部や政治の東条がこういうことをやるのは当然ですが、
実業人が理科系の知識を持ってやるということは、
​​​​この人物の国家観あるいは日本を守るという​​
​意欲・意思でもあった​ことになるわけです。​​

​​単なる政商として自分金を儲けるだけでなく​​、​
​​国家を守る意思があったとすると、​
私は日本という国を国民として考える時に、​​

​いつも長い伝統を考える​わけです。​

​日本といいうのは「​平和を望む​」…人々は大人しい。​
​​ヨーロッパと比べると引っ込みがちで、ある種の​謙虚さ​があり、
あるいは​臆病さといってもいいかもしれない​。​​

​​そういうものがあるから、​人を殺す武器を作る​ことに
​積極的じゃない​という感じはいつもあるわけです。​​

私なんかも、歴史をやってて、そう思うわけです。

​​しかし「​いざとなると​」…どういうことかというと、​​

​があるわけですよ。​
日韓併合したと言っても、朝鮮は日本ではないわけですが、
​​野口遵のような帝国大学を出て、
理科系の仕事で大陸に行くような人は、​​

​やはり「日本を守る」ということを考える。​
ですから北朝鮮のようなところで作るとということは、
​​​​​プルトニウムウラン​多く水​電力を考え、
すでに彼は仕事をしていたわけですが、
電気会社も作っていく。​​​​​​


​​​戦後は「水俣病」で宣伝​されましたけど、
カーバイトを作っていた​し、​​

​日本鉱山、電力、水力を開発​したりする。​
​​​​このへんが巨大産業を作り
​そこで水力を使うという重要さを知っていた​。​​​​

​​​​​​​​​​​​1926年に「​朝鮮水電​」を設立し、社長に就任してる。

彼の経歴を見ると​「原爆を作る」ということを、​
​下からおさえてることが感じられる​
人物として​単に科学者が​、物理学的数理あるいは中性子や量子
といった​物理学的考察で理論的にやる​とか、
そこからいろんな​技術を必要とする​といったことだけでなく、
その背景となるプルトニウムやウランなどを​採掘​することにも、
強い能力や知識を持っていた。​​​​​​​​​​​​


ですからオッペンハイマーが国家でルーズベルトを作り出す、
国家事業でアメリカ国土全体にわたって分散して作る体制よりも、
​​​​​​一気に北朝鮮興南周辺で​​色んな企業を経営していた野口が
そういうものを​まとめて作る​能力は、面白いなと感じる。​​​


今まで気付かなかった
西洋的概念でしか歴史を見ることができなかった事に対し、

​​​「日本はそうじゃなかった」という発想​
(日本の)​歴史に動いてる​なということがわかるわけ。​​

​​これが日本の研究開発が​世界に基本的に対抗して​
​相対して作ることができる​能力なんだと思いますね。​​

​​私がいつも考えるのは、日本が積極性と
一方では​非常に消極性というよりも​、​​

​​​「​​​自然動く​​​」あるいは「決してケンカしない」という、
そういうことと​​​​うまく両立​してる​​​ということが、
こういう人物が出てくることでわかるんですよね。​​​





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最終更新日  2024.10.20 18:41:30


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