カテゴリ:生き方
「Bappa Shota」11月2日
『世界最貧国で飢餓者600万人を 救った日本人を訪れてみた』の続き。 アフガニスタンが世界最悪の国と呼ばれる理由については、 過去動画をぜひ見てほしいんですけど、 基本的に国民の90%以上が貧困。 海外から経済制裁や医療システム崩壊など 様々な理由がある中、特に国民を苦しめてきたのが、 長年続いてる干ばつによる水不足。 枯れた農地では作物が育たず、 国民の1/3、1100万人が食料不安に陥り、 600万人以上が飢餓に直面していた。 泥水を飲んだことで赤痢などの感染病にかかり、 脱水症状で命を落とす子供たちが急増。 中村さんの診療所には、絶えず多くの患者が押し寄せた。 この状態を打開すべく、中村さんは白衣を脱ぎ、 大規模な用水路建設を決意する。 「飢えや渇きは、薬では治せない。」 「病気の根源は、飯が食えない、栄養失調、汚い水。 そういうのがあるとすれば、 そっちの方に手を出さざるを得なかった。」 中村さんが目を付けたのは、干ばつでも枯れることのない、 アフガニスタン有数の大河クナール川。 中村さんは「緑の大地計画」を作った。 クナール川を出発点に用水路を作り、乾燥地帯に水を送り、 最終目的地ガンベリ砂漠を目指すもの。 乾ききった農地に、緑を蘇えらせることができる計画。 土木技術に全く無知だった医師の中村さんは、 ゼロから河川工学を学び、水路の計画を練りに練った。 2003年、用水路の建設がスタート。 多くの農民と日本からのボランティアが、建設に参加。 建設費用は全て日本のNGO団体からの寄付金でまかなわれ、 働いた人々には日当が支払われた。 干ばつで農業ができない人々にとって、 家族を養うための唯一の支えとなった。 2010年全長25.5㎞の水路は、 終着点のカンべリ砂漠に到達し、用水路が完成した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.06 20:58:46
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