6億4千30万!
伊豆半島西伊豆海岸に江戸時代の金鉱後が観光地となっていましてその名も土肥金山、此処にギネスに記載されている世界一の金塊が有ると以前から聞いていたのですがこの目で是非一度見てみたいと出かけて行きました。この観光地は昔からあり過去に何度か訪れていますが金塊の話は最近のことと思います。海沿いの入り江の少し奥まった広場に駐車場と観光施設、その奥の低い山に金鉱跡があり坑道も整備され軽く一周できるようになっています。入り口で入場券を買い施設の中に入ります。急ぐ心を落ち着かせ取り合えず歴史に触れなければいけません、で坑道へと足を運びます中は江戸時代の採掘の模様が等身大の人形をはじめ空気を送るフイゴや天秤カゴなどの道具など配置され当時そのままに再現されています。 男はふんどし、女は腰巻姿で過酷な重労働を強いられていました? あれ昔は女の人形は確か赤い腰巻一つで胸もあらわにして作業していた筈だが今回はちゃんとカスリの着物を着ています。どっちが本当なんだ?大方子供の教育上の理由か何かで人形に着物を着せる羽目になったのだろうと予測しますが真実の姿が良いのではないかと思いますが。時間的には20分くらいで一周できたでしょうか。一通り見終わるとさていよいよ目的の金塊のある展示場に移動します、中に入るとまず当時金山周辺の様子を模型や現物の小道具を使って解かりやすく展示されています。金の精製方や小判の鋳型も展示してあり、そしてこの鋳型が面白く木の枝の先に葉っぱが付いているような鋳型で、枝の根本部分に金を流し固まった後に葉っぱの部分の小判を切り離し仕上げて完成となるようで勉強になります。そして出ました真打、大きなクリスタルのケースが二つ、中には12.5キロの金塊、そしてもう一つは250キロの金塊、共に腕が入る穴が空けられており触る事が出来ます。まず12.5キロから、これが良く見る金の延べ棒サイズ片手で何とか持ち上がるといった重さでこれが当時の金価格で 32,015,000円 新築一戸建てが買える!見た目はくすんだ鈍い金色でとてもキラキラと輝く黄金色には程遠いのだが。つぎは黒山の人だかりの250キロの金塊、ぱっと見たところ同じくさえない金色の金属の塊、ヒタヒタと手のひらでたたかれたこの金属、見た目は小さい台形の箱ですがこれで250キロも有るという、こちらもケースに穴が開き手が入り触れるのだが ヒタヒタ撫で撫で、の次押しても引いてもビクともしない、考えて見ればこれでドラム缶1本分の水よりも重い、当然といえば当然だ。気になる金額は 6億4030万円! ん~ダイナマイト!2006年5月の小売価格がグラム約2500円、当月は206円の変動があったのでその変動分だけで5150万円、凄い! 1円の変動で25万円上下する。 何でも特注の鋳型で長時間掛けてゆっくりゆっくり冷やして固めたそうです。チョット空しくなりましたが良い目の保養になりました。やがて私も小さい方くらい手元に・・・