いすゞ自動車というと「ディーゼルエンジンの…」とか「トラックの…」という接頭句が付くほどにモータースポーツとは縁が無さそうなんだが、幻のロータス・ISUZUというF1マシンが有ったんスねぇ。いすゞが1991年に開発したV12気筒3500ccエンジンを
ロータスのF1マシンに搭載したんだそうな。Wikipediaによると、「テストから1ヵ月後、ロータスのピーター・コリンズは『私の経験に基づけば、レーシングエンジン(いすゞ)を1発で始動できたのは初めてだ』と、いすゞを賞賛する発言をした。」とあるくらい完成されたエンジンだったそうな。まあ日本の技術力の高さを証明するようなエピソードではあるかなぁ。
この後、いすゞは当初の目標であるテスト走行まで漕ぎ着けたってぇことで終了。F1に参戦するなどということはなく、10台分の部品を作ってお終い。
古いモータースポーツファンならいすゞ・ベレット1600GT-Rとかラリーとかで活躍したジェミニZZ-Rとかを思い浮かべる人も居るだろうなぁ。そう言えばジェミニの足回りは「ハンドリング・バイ・ロータス」とか言って、ロータスがチューニングに関係してるような宣伝もしてたっけ。まんざらロータスと関係がなかった訳でもないのかなぁ。