その昔、自分が岩手大学の学生だった頃、岩手大学の方から秋田街道を館坂橋方面へ向かい、橋を渡ってすぐ右に逸れてチョット行ったところに行きつけの喫茶店で「コーヒーとよだ」ってぇ店があった。マスターは具志堅用高に似たアフロヘアーで遊び好きのサーフォーだったんだが、自分に感化されてジャズを聴くようになったんだなぁ。
で、何を思ったか
YAMAHA NS1000Mっていうけっこう良い国産スピーカーを売っぱらって、
Altec 620Bっていう2ウェイ同軸スピーカーを金を借りて買っちゃったんだよねぇ。
Altecと言えば言わずと知れた米国の音響機器メーカーなんスけど、620Bはレコーディング・スタジオにモニタースピーカーとして置かれるような、高性能なスピーカーっすからねぇ。当然お値段も高かったと思いますよ。
自分はお店に自分の持っていたジャズのレコードを預けておいて(自宅ではカセットで視聴)、コーヒーを注文して自分のジャズのレコードをリクエストしていい音響機器で聴いてたんスよ。
こうやってときどき今は亡きマスターを偲んで思い出してやらないとねぇ。
その頃、自分が持っていたジャズのレコードで初心者にも聴き易いジャズということでマスターに預けていたレコードの一枚が上のLP盤っすねぇ。テイク・ファイブで有名な
デイヴ・ブルーベックカルテットのアルトサックス奏者の
ポール・デスモンドを追悼して書かれた曲なんスけどね(Youtubeのサイトで聴いてね)。