1971年結成のプログレッシヴ・ハードロック・バンド、FAR OUTのアルバムでタイトルが「日本人」。オイラはFAR OUTのことは全く知らなかったし、Far East Family Bandの前身のバンドという説明をネットで見つけたんスけど、それすらも知りませんでしたねぇ。へぇー喜多郎氏がキーボード奏者だったんスかぁ。
このアルバムの収録曲はたった2曲、
Too Many People(A面 17.59)
日本人(B面 19.51)
と云う当時の米英のロックアルバムでも余り例がないような曲目構成ッスねぇ。オイラは英国のプログレッシブ・ロック・バンドのイエスの『海洋地形学の物語』(Tales from Topographic Oceans)のLP盤、1面1曲の2枚組という大作アルバム以外では知らないっすよ。
そう云えばイエスのこのアルバムは、1973年の2月、イエスが来日公演で東京に滞在していた時、ジョン・アンダーソンがホテルの自室で読んだヒンドゥー教の経典にインスパイアされて作ったらしいんスが、のっけからお経みたいなヴォーカルなんスよねぇ。 FAR OUTのこのアルバムはもろ曲中でお経を唱えてますよねぇ。1曲目の初めは、無音状態が続いた後、風の音とが入って、まるでピンクフロイドを思わせるような作りだし、明らかに英国のプログレバンドの影響を受けてたことは間違いないスよねぇ。2曲目の「日本人」の方が、歌詞が日本語だしポップで聴き易いっすねぇ。
ちなみにメンバーは、宮下文夫(Vo、和笛、アコギ、ハーモニカ、Moog)を中心に、左右栄一(リードギター、ハモンドオルガン、コーラス)、石川恵(Vo、ベース、ギター、シタール)、ARAI MANAMI(ドラムス、和太鼓、コーラス)。喜多嶋修、ジョー山中も参加してるらしいっす。