「隣の車が小さく見えまぁ~す。」のキャッチコピーで有名なサニー1200のCM。暗に「隣の車」はカローラを指してるんスよ。
この間のブログで「湾岸ミッドナイト」に登場した悪魔のZのL28改、3.1LのL型エンジンもカウンターフローで「なんで?」だったんスけど、日産のエンジンの不思議はこのサニーのエンジンもそうなんすよね。サニーのA12型エンジンの場合、カウンターフローで、しかもOHVエンジンなんスよ。それでいてツーリングカー選手権で長きに渡って君臨してきた伝説的なエンジンなんスよ。そのサニーのレーシングカーがコレ、
このA12型エンジンがレースで1万回転まで回っちゃうんスよ。
エンジンの進化って、
SV(サイドバルブ)
↓
OHV
↓
OHC
↓
DOHC
と発展してくんスよね。この流れからするとOHVエンジンって古典的な構造で、カムシャフトがプッシュロッドを上下させ、プッシュロッドに突かれたシーソ式ロッカーアームが動いてバルブを上下させるこの機構って、カムシャフトが直接バルブをプッシュするDOHCと比べたら効率悪そうに見えますよね。だけど乗用車としてのサニーって燃費が良かったんスよ。レースでもよく回る素性のいいエンジンとして活躍してたんスよね。正直なぜだか今でも分かんないスよ。