RF:モハーヴェ砂漠にて(朽木三朗)
お題ですね。「さるのこしかけ」「天地無用」「天空の花嫁」さあ、どぞ。(Mar 21, 2007 09:24:06 PM)アタシが一番苦手な、ゲームネタですね。調べなきゃ、ラピュタかと思った。天地は漫画だけど、ぜんぜん興味のわかないタイプのもの。サルノコシカケはそろそろ飲む年齢ですよ。-------「きゃっぽー! 」三輪はご機嫌だ。ドライバーは三輪青吾(みわ しょうご)安藤の同僚で、脳まで筋肉と言われるタフガイだ。スポーツは万能、車はラリーのチャンピオン。銃で撃たれて死なないあたりは、俺でもかなわない。俺は朽木三朗。本家とは「郎」の字が違う。俺は三朗だ。やはり、詳しくは「たがみよしひさ」の漫画。ナーバスブレイクダウンを読んでくれ。軽井沢シンドローム、あの、たがみ だ。ところで、目的地はまだか。約束の時間にはあと2時間強。急いだほうがいい。三輪は道が分かっているのか、それが気がかりだ。俺はGPSで現在地を確認する。目的地。マンザナール収容所跡までは、およそ100マイル。ただし、砂漠の100マイルだ。モハーヴェ砂漠。カリフォルニア州エミグラントパス山の南東に広がる領域だ。そこに、俺たちは この荷物を無事に届けるのが仕事だ。今回はトランスポーターだ。本来の稼業じゃないが、付帯サービスのようなものだ。今運んでいるのは、「天空の花嫁」と云われる代物だ。ジュラルミンケースの中は見ない約束だ。依頼の筋が今回はユダヤ人の大物なので、安藤にサポートを依頼した。「肉体労働は、肉の仕事だ」そういって、奴は三輪を俺に押し付けた。確かに体で勝負するには三輪が最高だが、残念ながらバカだ。先日も、携帯と間違えて、子機を持ち歩いていたほどだ。いささかの不安はぬぐえなかった。「おい、三輪! コースがずれてるぞ! 」GPSでは西に目的地がある。だが、三輪はまっすぐ南に向かって走っていく。「朽木さん、ちょっと揺れるぜぇ」そういうとさらにアクセルを深くした。「おい! バカ野郎! 荷物を揺らすな! 」正体が知れない荷物だ。たとえそれが、C4爆弾だろうと 高級サルノコシカケだろうと 慎重に扱うに越したことはないのだ。バカにも判るようにと安藤が「天地無用」の張り紙までしたのだ。しかも、平仮名で。おかげでケースには、緊張感のかけらも無くなったが。車はスピードを上げて走りつづける。いつの間にかコースが、目的地に向けて正面を取っていた。「これで間に合うぜ、朽木さん」三輪はそういってニヤリと笑った。三輪が何をしたかはわからんが、俺は荷物の揺れだけが さっきか気になっている。三輪の荒々しい運転に辟易したころ。俺たちは時間通りに マンザナール収容所跡についた。自家用ヘリが到着する。クライアントが降りてきた。「マッド・クッキー、ご苦労だった」俺はジュラルミンケースを手渡す。クライアントはカードキーでそれを開けて中身を確認し、満足そうに微笑む。「これだよ。これが欲しかったのだ」そういって取り出したのは。「・・・・・・」俺と三輪は顔を見合わせ絶句した。『ドラゴンクエスト5』「日本で買い損なってなぁ。娘の誕生日に送る約束でな、それが今日だったんだ」俺はマッドクッキー。一流の傭兵・・・・・・なのかな? -------------------------------------天地無用。普通ジャン。漫画かんけーないし。ま、この程度が限界だな。玄界灘。