650137 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ないものねだり

ないものねだり

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009.10.13
XML
カテゴリ:仕事のお話
<砂天狗 撮影>



絶対手を抜かない。 妥協しない。 時間の許す限り、最後の最後の1秒まで、最後の0.1ミリにまでこだわり続け、自分の感性を信じてベストを見出すのが砂天狗の仕事の信条。 それだけに、時には部下に必要以上の重荷を背負わせてしまう事もよくあると思う。


若い頃に手がけた商品企画の仕事を振り返ってみた… 某二輪メーカー、某菓子メーカー、某調味料メーカー、某コーヒー飲料メーカー、在阪の化粧品メーカー、神戸の老舗商社、中堅大手塗料メーカーetc… そんな中には、15年以上経過した今でも企業を担い、ブランドを背負ってるロングセラー商品も多い。


もてあますほどのエネルギーを持ち、怖いもの知らずだった20代。 チャンスとリスク… 栄光と挫折の30代。 破滅と復活、再生と転換、そして管理職と呼ばれる領域に踏み入った40代… 自分の人生に起こった色々な事も思い出した。


プレゼンを終えての帰り道のことだった… 偶然にも、よく競い合ってた同業者に出くわしてお茶しながら昔話をした。 2歳年上の彼は、近々引退するという。 好敵手を失った気分だ。(寂)


立場の上下に関係なく、クリエーターである限り、一ヶ所に留まる事なく、絶え間なく新しさを求めて、感性は常に磨き、常に進化し続けなければならないもの。 そうでなければ必ず淘汰される宿命の仕事。


負けることが許されない世界。 感性を研ぎ澄ますために、常に刺激を必要とする世界。 決して満たされる事を知らない世界。


砂天狗には、もうそれほど余裕はない。 時間も残されていない。 企業や組織の利益を優先する仕事より、自分の仕事として本物のモノ作りをしたい。 残したい。 大量生産でもなく、派手さもステイタスもないけど、手にした誰かの記憶にだけ残る本物のモノ作りだ。


クリエーターの世界は、本来は肉食系の一面を持つ世界。 夜な夜な生き血を求めて彷徨うドラキュラのように、貪欲な魔物でなければ勝ち残れないのかも知れない。



自分の生きる道… 生きた痕跡… せめて、誰かの思い出に残る仕事をしたい… 最近、ついついそんな事ばかり考えてしまうんだ。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.10.14 01:05:37
コメント(8) | コメントを書く
[仕事のお話] カテゴリの最新記事


PR

Profile

砂浮琴

砂浮琴

Calendar

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X