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ないものねだり

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2009.11.29
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かつての日本は、ほとんどみんなが貧しかった。 でも、働いた分だけ稼ぎも増えたし、努力した分だけ、必ずチャンスが生まれてた。 砂天狗は、昔から好奇心の固まりだった。 学ぶことが楽しみだったし、働けることが嬉しいし、働くことにワクワクするような気分の高揚を感じるんだ。


今の世の中にだってそんな学びたい子供や、働きたい人はいっぱいいる。 だけど、目を輝かせてもっと学びたいと思う子たちには「ゆとり教育」という壁があり、働きたいと思う人には「リストラ」や経営の効率だけを考えた「非正規雇用」が立ちはだかってる。 確かにそれはフェアじゃない。


何時からだろう? この国で、遊ぶことが、学ぶこと働くことより楽しいだとか、カッコイイなんて思うようになったのは...(怒)


考えれば、今の世の中はおかしな事ばかりだ。 金融に依存し過ぎて、楽して一足飛びに大金稼ぐか、時給で働き続けるしか選択肢がない気がする。 中間の考え方もなければ、セーフティーネットもない極端な意識社会。 これは、大人の民主主義の国の姿じゃない。


日本は、方向性を見失ったんだと思う。 今の日本は、職を得るという第一ステージにすら進めないとか、格差社会とか、適当な言葉をくっつけて、何もかも他人のせいにばかりするけど... 職を求める人たちの働く意識も実際におかしい気がするんだ。 楽して金儲けなんてできないんだよ。 


かつて、「勤勉」とか「働き者」が褒め言葉だったり、美徳だったりした日本。 汗して働くことが「ダサイ」とか「可哀想」なんて、陰で笑われるようになったのはバブルの頃だったかな。


そお... バブルの頃から日本社会は何かがおかしくなってると思う。 バブルの頃だった... キレイな格好してイイ車に乗って、イイ女を連れて贅沢な食事して、大金持ち歩いて遊んでる奴らを尻目に、砂天狗は作業着姿で人に頭下げまくって、カップヌードルすすりながら朝から晩まで汗まみれで働いてた。 周囲からはいつも小バカにされ、見下されてた。


それでも、砂天狗は不器用だから、昭和の働き方を貫いた。 そして、今でこそスーツ着て、社用車あてがわれたりしてるけど、俺はあの当時の悔しさを忘れてはいない。 一生、あの頃に向けられた侮蔑の視線を忘れずに、これからも昭和の働き方は曲げない。


学ぶこと、働く音が美徳だった日本。 美しく輝いた日本は、いったい何処へ行っちまったんだろう...







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Last updated  2009.11.30 00:43:05
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