テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:仕事のお話
昨日、子会社で期末の大事な役員会があって、砂が3時間ほど出掛けてる間に、不意にとあるクライアントが本社に来社して...(汗) 仕方ないから電話して「よろしく頼む!」と営業部のN副部長に接客を頼んでおいたんだ。 そりゃ... 急に頼んだ砂が悪いんだけどさ... だけど、気乗りしないからと、副部長は部下に丸投げしてしまってて、状況が解らない営業社員が、これまた「ハイ、ハイ、ハイ」ってな調子でカラ返事連発の相当テキト~な応対をしたみたいで、クライアントの機嫌を損ねちまった。 午後、砂はクライアントに詫びの連絡を入れて平謝りした。 そのあと、営業の部長と副部長のNを呼んで「この仕事、もしも流れたら覚悟しろ!」と叱責したのはいうまでもない。 「SoftBankのワンコの方が、お前らよりデキる!」(怒) 接客ってのは、ハートでするもんだから、営業でない素人にもできるけど、ただの接客と舐めてかかり、接客すらできない営業に、プロの営業なんかできるハズがない! プライドだけのうちの営業部にまかせた砂が馬鹿だったよ。 どうということなくても、人ってちょっとした気遣いや親切心に触れると、何となく気持ちよくなって嬉しくなるものなんだよね。 少し前、こんな経験をしたことがある。 ある日、そろそろ交換時期かなと思って、オートバックスにクルマのオイル交換と前後のタイアのローテーションに立ち寄った時のこと。 BPのオイル缶と添加剤をレジカウンター持って行って、オイル交換とタイヤのローテーションと、ついでに高速走行時の震動が気になるのでタイヤのホイールバランスの調整を4本とも依頼し、カードでレジを済ませたんだ。 しばらくすると、見るからに不器用そうな若いお兄さんがピットから走ってきて、遠慮がちに砂に話かけてきた。 「あのぉ... ローテーションとバランス調整なんですけど...」 笑えるぐらい、たどたどしくてぎこちない応対だったけど、お兄さんの真心は勢いよく伝わった。(笑) そのお兄さんがいうには、砂のクルマはFFだから、通常はフロントタイヤだけのバランス調整で十分らしい。 クルマのメンテは、いつも整備屋におまかせだった砂には、ちょっと目から鱗なお話。 それでも、若いメカニックのお兄さんの噛み噛みのトークと、プロのメカ魂を込めた丁寧な説明に好感度急上昇で納得。(マジ爽快!) 「費用... もったいないっすから、できればフロントの2本だけ、調整させてください」 砂は、この一言が一番気に入ったんだ。 そして砂は、お兄さんに連れられて再びレジへ行き、会計をやり直してピット作業を見ながら待ってた。 あのトークは噛み噛みのお兄さん、ピット作業になると別人でサクサク作業終了。(笑) ピットからクルマを出したときも、大汗かきながら「お、お、お気、お気をつけてェ~!」と最期まで噛み噛みだった。(笑) 砂は上機嫌で、「ありがとう~♪ 世話になったね」お兄さんに礼をいった。 砂が、オートバックスで心地良い接客を受けた瞬間だった。 あれから5年、砂はオートバックスのゴールド会員になって月に二度は利用してる。 あのお兄さんは未だに噛み噛みトークだけど、相変わらず丁寧な応対で整備のチーフになってる。 今は二児のパパだってよ♪ どうやって奥さん口説いたんだろ?(笑) うちの営業部に欠けてるのは、話術や営業知識じゃなくてやっぱハートだ。 営業ってなんだ? 決して難しい技術じゃないと思う。 要は気持ちだよ... 気持ち。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|