カテゴリ:仕事のお話
Epicureanismを訳せば快楽主義。 そしてEpicureanは快楽主義者。 創造性や独創性が重要な、作家や芸術家にEpicureanismは当たり前のことだという人もいる。 それも一理あって、Epicureanであればあるほど人よりぶっ飛んだ作品を生み出せるっていうのも事実だ。 だけど、商業美術というカテゴリーに生きるクリエーターは、企業というクライアントを持つ手前、作家や芸術家に比べると遥かに社会性を要求される。 しかし、根本的には感性を求められる仕事なので、やっぱりEpicureanな奴が多い。 確かに、イキイキ仕事してる伸び盛りのクリエーターは、好奇心も旺盛で多趣味。それに恋愛感覚も奔放で男女を問わずエッチだだったりもする。 それがクリエーターのキャラっていえなくもないな。(笑) クリエーター仲間やスタッフによると、砂はカタブツだそうだ。 当たり前だ。 砂も現役クリエーターだけど、みんなとは明らかにキャラが違う。 それは立場の違いなんだ。 クリエーターである前に部門を束ねて、他にも事業部を統括してんだから。(過労死する?) 本音をいうと、ストレスで頭が変になりそうだ。(もうなってるかも知れない) だけど、砂だって多少はEpicureanな一面を持っているからこそ、クリエーターを束ねてんだし、この仕事を続けていられたワケで、自分の感性を保てたんだと思う。 ウチらみたいな業種は、仕事を託すクライアント側からも斬新さとか奇抜さとか独創性とかを常に要求されるし、何となく期待する視線で見られてるから、ついつい相手に乗せられたり、脱線もするんだろう。 とはいえ、度を越せばEgoismになり兼ねないから紙一重の節度が大事。 Moral Decadenceとまで見られてはプライドが許さない。 それに、奇をてらってばかりだと品位を欠くモノに仕上がってしまうし、品のないモノは絶対にダメだ。 CMにせよデザインにせよ、企業の写し鏡。 クライアントの理念を損なうモノであってはならないから、下品は罪悪だというのが砂の理論。 その上でニーズに合った仕上がりにしてこそ、プロのお仕事♪ 今日なんか、無駄な会議の連続で、挙句にデキの甘い企画書見せられたからウンザリ。 厳しいNGを出したら、「官僚みたい...」だと抗議した部下がいた。 何事においてもMoral は大事。 「官僚みたいで悪かったな。元官僚だよ!」何なら"エゴイスト"とでも呼ぶか? だけどクライアントのために、仕事の「質」は絶対落とさないよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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