カテゴリ:砂的博物誌
山桃(やまもも)を知らない人もいるだろうし、知っていても見たことない人も多いと思う。 何故かというと、山桃は東日本地域にはないんだよね。 本州の関東や福井よりも南西で、四国、九州、沖縄の暖地で、しかも沿岸部に生育する常緑の木だから。 台湾やフィリピンにも分布してるけどね。 大きいもので10メートルぐらいの樹高で、西日本だと庭木公園に植えられていたりもする。 山桃には、男と女の木があるんだ。 5月の中旬頃に花が咲いて、今頃の季節に雌木には濃い赤色の果実が実る。 真っ赤に熟した果実は、甘くてとっても美味しいんだよ。 だけど、残念ながら山桃は日持ちがしないから広い地域に流通して販売されることはないんだ。 やまもも姫180ml【徳島の地酒】ヤマモモを使ったリキュール 四国や和歌山の海岸沿いの道なんかで、たくさん果実がなっているのを目にすることもあるけど、誰にも食べられずに落ちてしまっていることも多い。 山桃の果実は、果実酒にしてもジャムにしても、粉に混ぜてケーキやパイを作っても美味しいんだよ。 昔は、よく食べたんだけどね。 もったいないから、もっと利用すればイイのに... 人間は、いつの間にか贅沢になってしまったね。 山桃も懐かしいけど、ムチムチの太腿も恋しいなぁ~♪(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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