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ないものねだり

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2011.08.14
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カテゴリ:砂的つぶやき
(竜の巣 砂天狗撮影)

高知県の蟹ケ池で、古代の津波が運んだ海砂や生物の層を調べた高知大の岡村教授が、
津波堆積層50センチもあったことで、2千年前に何が起きたのかと驚いる。
堆積層1センチは、津波1メートル弱に相当するもので、岡村教授は約30メートル
巨大津波が到達した可能性があると見ているそうだ。 
今まで調査した過去約5千年分では最もデカいものだったらしい。


南海地震は、周期的に繰り返すタイプの地震で、周期は100~120年前後。
東海地震と同時に起きることが多いとされる。 確認されてる古文書だと8回
遺跡の痕跡からだと、5回以上が判明してる。


東海南海が、同時に起きた宝永の大地震(1707年)では、堆積層は15センチ。
幕末に、東海と連動して起きた安政の南海地震(1854年)ですら3センチだったから、
二千年前のは、尋常な規模の地震ではなかったらしい。 
南海地震が発生すると、津波は鳴門海峡や豊予海峡を抜けて、瀬戸内の沿岸に達する。
それを裏付けるように、神戸市内でも津波堆積層が発見されてるようだ。


関西大学の河田教授によれば、南海地震は今まで安政年間M8.4程度想定基準だったそうだ。
けれども、東日本大震災を踏まえ、同じように深いプレートの先端が長距離に渡って割れたり、
日向灘を含む複数の連動が起きたりすると、M9.0級のもあり得るらしい。(怖すぎる)


この前の新聞では、東日本大震災の発生メカニズムを参考とした連動地震の場合、
津波の高さが20メートル級もアリかも知れないんだと。 そうなると、西日本の防災は、
見直しが必要になるそうだ。


砂は、事件や事故、災害なんかの「安全」に関わるものには、想定外っていうのは、
やめて欲しいと思ってる。





勿論、費用と効果も検討材料なのはよく解るし、千年に一度に備えて重税を課せられるのも、
どうかとは思うけどね。 でも、「ヤバいかも!」って情報提供だけなら費用は安い。
日本の政府や自治体は、そんな肝心の情報提供が、昔からゆる過ぎるんだよね。



これからは想定外"想定範囲"にして防災を考えないといけない時代になったと思う。
安全に関わることは、事前に情報提供さえしていれば、市民だって判断できるし、工夫もするさ。
それを、今まで散々怠って、いざ事か起きたとき隠蔽に必死だから、
誰も政治を信じられなくなるんだ。 政治不信は、政治がつくってしまったんだ。













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Last updated  2011.08.15 02:35:28
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