テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:仕事のお話
月見に日本酒はよく合うね~♪ 今夜は、福島の銘酒『奈良萬』を呑みながら、中秋前の月をしばし楽しんだ♪ 江戸切子のグラスに注いだ酒に月が映って、綺麗だったよ。 酔ってしまって、手ブレがひどいから写真はないけど~。(笑) 九月は決算月。砂が指揮する新規事業の真価が問われる。 数字の結果だけを追ってたら、商売も仕事もつまんないだけだけどね。 砂のスタッフ教育や訓練の方針は、何も教えないし、指示もしないこと。 なのに、砂の部署のスタッフは落ちこぼれがあまり出ない。 砂が、自分自身で唯一実践していることは掃除。朝、誰よりも早く出社して、 玄関、トイレ、廊下、自分の職場の掃除をすること。掃除機掛けにはじまり、 モップで水拭き、雑巾掛け、便器の清掃、トイレットペーパの充填、 便座カバーの洗濯、給湯ポットの水汲み、各自のデスクの水拭き掃除などなど。 どの部署でも、最初の半年間ほど、一人で黙々とやってんだ。 そうすると面白いもので、一人また一人と、掃除に参加してくる。 部下も自分で気づくし、考えもするんだよね。人はみくびっちゃいけない。 勿論、指示もしないし依頼もしていないのに、掃除するスタッフが増えて、 今度は、人より綺麗にし掃除してやろうとする。自然に競争心が芽生えるんだよ。 そうなると、砂も負けてられない。誰もが思いもよらない部分のホコリや汚れをみつけて、 ディープに掃除してやる。すると、またまた部下だって負けていない。 砂が見過ごしてところをみつけて、"どや顔"で掃除してる。 そうなると、もう上司も部下もなく、競争心剥き出しで掃除を競うようになる。 そんなとき、砂は「いやぁ~参った参った」と褒め称える。 勝つ喜びを知ると人は自信を持ち、ハートに火がつくんだね。 砂の職場は、仕事でも同じような現象が起きるんだ。 誰より、早く電話を取ってやろうとか... 誰より、早くホッチキス留めしてやろうとか... 誰より、早く文書を作成してやろうとか... 小さな競争がはじまるんだ。 やがて、誰よりイイ企画を提案してやろうとか、競争がエスカレートして、 砂の組織は、ごく自然にとでもいうか、勝手に切磋琢磨して仕上がってしまう。 人をみくびっちゃいけない。人は、ちゃんと人を見て考えて工夫をするんだ。 だから、砂は教育や訓練は基本的にあまりしない。 組織は、強制や命令だけで動くもんじゃないと思うし、強固な組織とは、 結局は一人の人間のやる気から生まれるように、砂は思うけどね。 自分が燃えれば、人は気づいて、組織は育つんだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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