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ないものねだり

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2011.09.26
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カテゴリ:砂的博物誌
(相思華 砂天狗撮影)


路の辺の 壱市の花の灼(いちしろ)く 人皆知りぬ わが恋ふる妻 (柿本人麿)


柿本人麿の歌に詠まれた壱市(いちし)の花とは、彼岸花のことをいう。
彼岸花は日本在来種で、そのほか朝鮮半島や中国に分布し、仏教との関わりから、
日本では彼岸花とか曼珠沙華とも呼ばれ、隣国の韓国では相思華(サンチョ)と呼ぶ。
相思華の名の由来は、花の時期には葉がなく、花が枯れたあとに葉が出ることから。


花は逢えない葉のことを想い、葉は出逢えなかった花のことを想い続けるという。
こうした、少し哀しげな恋心に喩えて、韓国では相思華と呼ぶそうだ。


根に、リコリンという毒の成分があるけど、リコリンは水溶性のため水に流れやすく、
日本では、根からデンプンをとって飢饉に備えたこともあったそうだ。


例年だと、ちょうど彼岸の頃に一斉に咲いたもんだが、最近は開花が不揃いになった。
不意の大雨や、大型化する台風。地球温暖化は、この辺りにも影響を及ぼしはじめ、
山野の生態系の乱れを随所に感じてしまう。



日本の美しい四季の彩が失われつつあるのは実に淋しいことだね。
え? 昨日とはブログ内容が一変してるって。 何か?(笑)















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Last updated  2011.09.26 22:25:56
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