カテゴリ:砂的古典文学のススメ
勝手に薦めんなって?(笑) 古典文学は、砂天狗のちょっとした楽しみ。 とくに、最近は近松門左衛門なんかが好きだ。 近松の"世話物"は、男と女の艶めかしいエロスと情念が見事に描かれていて、 世界的に観ても、類稀な優れた文学作品として成立していると思う。 近松文学のよさは、豊かな感情表現と情景描写。 実際に、起きた心中事件をもとに、人間の嫉妬や歪んだ情念をリアルに表現し、 決して美しいばかりではない、男と女の生々しい恋物語に仕上げているんだ。 近松門左衛門を、もっと多くの人に知ってもらいたいんだけど、 なかなか触れる機会がなさそうだから、せめて雰囲気だけでも味わってもらいたい。 そういうことで...明日からブログで書こうと思う。 明日からまた、コメントを書き難い砂天狗ワールドがはじまる。(笑) さて、今日の写真は溝蕎麦(みぞそば)。溝蕎麦もタデ科の植物だ。 "蕎麦"という名はついてるけど、それは見た目でついた名前なので、 蕎麦じゃないから念のため... 川や湖沼地の岸に生える一年生で、養分の多い水質を好む傾向があって、 水田地帯の農業用水路や溝に群生することが多い。 一般的には桃色が多いけど、この辺りだと白花が主流。 根元で枝分かれして茎や葉に棘があるし、足を捕られて転んだりするし結構邪魔。 花の時期は、夏の終わり頃から10月頃まで。 見たことはあると思うよ。ない?気づかないだけじゃないかな。 人って哀しい生き物。頭でっかちで考えることが多過ぎて、 探しているものや、求めているものがちゃんとそこにあっても、 なかなか気づくことができないもの... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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