カテゴリ:ぶらり旅
古くは、但馬の国衙(こくが)が設けられていた出石の地名は、 新羅国から渡来した天之日矛(あまのひぼこ)が宝物として持参してきた出石小刀に由来すると、 伝えられている。 室町時代に入ると、山名時氏が但馬を治め、その子時義の時代には山名一族は全盛を誇り、 一時は全国六十六国中の十一国を治め、天下に六分の一殿とも称されるまでになったけど、 明徳の乱で一族に内乱が起こり、所領は三国になってしまう。 山名宗全の時代には、応仁の乱で西軍の大将を務めるほど勢いを取り戻したが、 天正八年(1580)秀吉により山名氏は滅ぼされた。 但馬は、その後羽柴秀吉の弟の家臣 木下昌利、青木甚兵衛、前野長康と代わり、 小出氏によって100年統治される間に、現在の城下町の基礎が形勢される。 跡継ぎのなかった小出氏の断絶後には、武蔵国岩槻より松平忠徳が移封され、 さらにそれを継いだのが宝永三年(1706)に信州上田から国替えとなった仙石政明。 以後、廃藩置県まで仙石氏は出石藩主として続いた。 出石特産の出石蕎麦は、仙石氏が信州から蕎麦職人を連れてきたのがはじまりとされている。 また、出石の伝統工芸の「出石焼」も、江戸時代中期頃にはじめられたそうだ。 かつての出石城の城下町として整備された町割が碁盤の目状であることから、 但馬の小京都と呼ばれる出石は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されてる。 そんな、情緒あふれる出石町へは、大阪、神戸、京都から約三時間。 大阪空港から但馬空港まで約35分。空港から全但バスで豊岡駅まで約15分。 出石行きバス乗り換えて約30分。(JRのCMか? 笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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