カテゴリ:仕事のお話
ちなみにピンストって、細い曲線を一手描きするペイントアートのこと。 正しくは"ピンストライプ"と呼ぶ技法。 こんな日記の書き出しだと、何のことだかさっぱり解らないよね。 先月のはじめに急ぎの依頼で、しかも初体験のジャンルの仕事のこと。 そう!ずっと日記を読んでくれてる人は直ぐに見当がつくけどね。 ホテルのロビーとか、イベントホールとかショールームとか... 花屋やケーキ屋のコーディネートなら、今までにも何店舗か手掛けたけど、 お水の店の内装デザインは、はじめてだったからかなり苦心した。 土壇場に、予算の都合ってのが浮上して設計変更も色々あったし... で、散々考えた末に、砂自身がピンストで空間に表情を持たせることにした。 ピンスト(ピンストライプ)は、失敗できない一発勝負。 本当をいうと、エリカに実際の柱と同じ材質の建材を手配してもらって、 四日間ほど猛練習したよ。(笑) 最初の一筆が怖々だったけど、ヤルときはヤルのさ♪ 野生に近い集中力で本番に強いのが砂のウリなのさ♪ 店の全部の柱はバッチリ仕上がった♪ ちょっと内緒のひと工夫をしてね。実は、特殊なペイントを用意したんだ。 普通の照明では目立たないけど、"ブラックライト"で浮かび上がるペイントを使った。 店内の照明を落とすと、ブラックライトでピンストライプが光って、 店の表情がガラリと変わる仕掛けなんだ。 開店を間近に控えたお披露目の日、照明を変えた途端、砂の作戦は成功♪ クライアントのママさんは、大はしゃぎして喜んでくれた。 人間の心理とは面白いもので、楽しくスタートすれば物事は上手く運ぶ。 こんなご時世なのに、開店したクラブは連日繁盛してるらしい。 今日は、ウキウキした声でママさんからそんな連絡があった。 あぁ~、それにしても低予算だったなぁ... まぁイイかぁ~♪(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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