テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:砂的つぶやき
東日本大震災が発生してから昨日で丸一年... とくに被害が甚大だった各地では、後片づけはある程度進んだものの、 後手に回り続けた政府の対応や瓦礫の処分方法など、様々な問題が重なって、 津波に見舞われた沿岸部や地滑りの起こった地域の本格的な復興は未だに進展しない。 こうしてる間にも、被災地域の人たちの暮らしは益々追い詰められてしまうんだ。 17年前の阪神淡路大震災で、砂は住宅と職場と仲間と友人知人を失ったし、 そのうえ債務を背負い込み、定職に就けないまま4年間生活に喘いで、 震災の負債を整理できたのが、地震から11年経った2006年だった。 昨年5月以降、砂は何度か休日を利用して東北各地へ足を運んだけど、 そこで、砂が目にしたのは政府による「蛇の生殺し」に近いものだったよ。 天災による被害は、昨年の3月11日の一日だったけど... それ以降、今日までに被災者が味わった苦しみは、すべて人災だ。 市町村に建物を建て、道路や鉄道を建設することが復興じゃない。 そこに生きる人たちの暮らしを再生し、地域の末来を取り戻すことが復興だ。 政府は"復興庁"を新設したけど、現実には見せかけの役所の看板だけが光ってるだけだ。 窓口が一元化されただけで、背後には省庁の縦割り行政と慣例の壁が待ち構えている。 自分たちが苦しんだ、阪神淡路大震災の教訓は何も生かされていないばかりか、 むしろ複雑になって逆行してるとしか思えないんだ... こんなにも、国民から税金を巻き上げるだけの国が、他にあるだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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