カテゴリ:砂的つぶやき
東海・東南海・南海地震が起きる南海トラフ(浅い海溝)の地震で、 これが、連動する場合の震度と津波の規模が新しく見直された。 震度7の範囲が従来の20倍、津波が起きる地震規模はM9.1で、 津波の波高は高知で最大34mとこれまでの想定を上回る。 とくに、静岡から紀伊半島、四国太平洋岸では20m以上、 高知県黒潮町で最大の34.4m、九州の東部でも約15mで、 関東の新島で29.7m、鎌倉でも9.2mだと推定された。 平成15年の想定と比べれば、10m以上の市町村が9倍、 20m以上はゼロから6都県23市町村に増えたことになる。 つまり、南海トラフでの地震で被災する恐れのある地域は、 なんと日本の全国土の5分の1ということだ...(汗) さらに、想定震源域に位置する浜岡原発の津波高21mというのは、 3.11後、原子力安全保安院が電力各社に指示した対策の水準を超える。
こうして、数値上の危機管理が見直されたことは一歩前進だけど、 そもそも歴史上において、天災は常に栄えた文明を滅ぼしてきた。 地球とガチで勝負しても、人は必ずといっていいほど負けるさ。 未曾有の災害というものは"人知の域"を超えるから未曾有の災害なんだから、 事が起きてから、「想定外」を繰り返すこの国の悪習は正すべきだね。 それでも、該当する地域の原発を稼動する方針が見直されないなら、 外国から、日本政府は"平和ボケ"して危機意識が退化したと思われるよ。 津波でなくても、水の圧力は絶対に舐めちゃダメだ。 水流が足首よりも上になると、人は簡単に歩けない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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