カテゴリ:砂的博物誌
"野苺"といっても、美味しいものから食べられないものまで色々ある。 この辺りでは、ちょうど桜が咲く少し前頃から... 里山の斜面や休耕田の畦なんかでは、草苺(くさいちご)の花がよく見られた。 草苺は、野生で生育するもっともポピュラーな苺で美味しく食べられる。 名前に草(くさ)とはつけられてはいるけど、本当のところは木なんだ。 植物学でも落葉低木とされているから、やっぱり木だ。 高さが、せいぜい50cmほどだけど木。(くどい...笑) 草苺は、バラ科 キイチゴ属の日本在来種。 岩手以南の本州全域から九州にかけて分布して、西日本の暖地では常緑になり、 寒い地域だと落葉して、逞しく環境に適応しているらしい。 西日本各地と近畿ではGWの頃に草苺を味わえそうだ。 地域にもよるけど、北関東や東北地方でも六月初旬には食べ頃だと思う。 この草苺と呼ぶものに対して、木苺というのもあるね。 木苺と呼ばれるものには、葉がもみじに似た紅葉苺(もみじいちご)や、 構苺(かじいちご)、冬苺(ふゆいちご)、大冬苺(おおふゆいちご)などがある。 だけど、草苺だって木なんだよ。(やめい...笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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