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ないものねだり

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2012.05.01
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カテゴリ:砂的博物誌

紫雲英01

(紫雲英の花)

レンゲというと、そりゃまぁ、広く世間で通じるんだけど。
この花のことを指すなら、正しくは紫雲英(げんげ)の花だ。


えぇ!って、異論を唱える人も多いかも知れないけど、これは本当の話。
正式名称は、紫雲英(げんげ)で、翹揺という漢字を使うこともある。
勿論、誰もが思う通り、今は蓮華草蓮華とも呼ばれている。
いや、むしろレンゲの方が一般的な気もするけどね。


植物学の標準和名では紫雲英が正しく、別名として蓮華、蓮華草が注釈される。


1912年に発表された、文部省唱歌「春の小川」の歌詞もレンゲの花だし、
江戸時代に滝野瓢水が詠んだ俳句も、手に取るな やはり野に置け 蓮華草と、
こちらも蓮華草... 確かにね。


ところが、中国や韓国では、蓮華とは蓮の花のこと。
仏教でも、蓮華は浄土の花で蓮のことだし、蓮を描いた模様は蓮華紋と呼ばれる。





それに、中華街だと間違いなく陶器製のスプーンみたいなのが出てくる。(笑)
だから、蓮華や蓮華草の名前は広く認知されてるのは承知の上で、
あえてここに書いたんだ。


  げんげ02


決して負け惜しみじゃなく、世の中は正しい情報がちゃんと広まるとは限らない。
龍馬暗殺の真相や、原発事故の情報や、巷の風評や、都市伝説だってそんなもんだ。


紫雲英は、学名をAstragalus sinicusと名づけられたマメ科 ゲンゲ属の越年草。



だから、この花を紫雲英というのは... 嘘のようだけどほんとの話だ♪(笑)











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Last updated  2012.05.01 22:55:43
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