カテゴリ:砂的博物誌
見た目で、何となく想像してもらえると思うけど... 赤芽柏(あかめがしわ)は、Xmas前に出回るポインセチアの仲間だ。 とはいってもポインセチアは、中央アメリカ原産の常緑樹。 本来、暖地を好むようで本州、四国、九州や東南アジアにも分布して、 大きいものなら10mぐらいになるという。 遠い昔、葉は器の代わりとして食物を載せたりしていたそうで、 今でも地域によっては、御菜葉(ごさいば)とも呼ばれるそうだ。 利用度は高く、下駄の材料にしたり、薪炭になったり、 明治以前だと、樹皮を煎じて薬にも役立てていたらしい。 とくに胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃酸過多に効果があるようで、 日本薬局方にも生薬として記載される。 最近、デトックスや腸を整える薬効で再び注目されてもいるようだ。 それに、わざわざ食べたくはないけど、若芽は和え物にできるらしい。 一応、食べられるということだけは覚えておこう♪ 一方、同じトウダイグサ科でもポインセチアは有毒なので気をつけて欲しい。 ホルボールという有毒成分(有機化合物)が含まれていて皮膚炎を起こす。 最近、六甲山系や四国に出掛けると、林道に沿うように赤い葉が目につく。 冬に葉を落とした枝先に、若葉が出る頃は鮮やかで美しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|