648967 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ないものねだり

ないものねだり

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.05.24
XML
カテゴリ:砂的博物誌



「炊いとぉ~? お米...」いきなりくだらないこといっちまったな。(笑)


タイトゴメ.jpg

(大唐米 砂浮琴撮影)

大唐米と書いて、「たいとごめ」と読む。
大唐米(たいとごめ)は、ベンケイソウ科 マンネングサ属の多年草で、
海浜性植物の中でも、とりわけ厳しい環境に強く、波しぶきが舞う断崖や、
磯の小高い岩の上に自生している。


大唐米の茎と葉は、米粒のようにキュっと丸まって可愛く、
日照によって、大唐米の茎芽は赤く色づいて美しい。


野生の大唐米が見られるのは、関東よりも西の地域で、奄美大島辺りまで。
最近では、丈夫さと愛らしさが好まれ、寄せ植えによく用いられるので、
見覚えのある人も多いだろう。


ある地方に、貧しい農民親子の切ない民話が語り継がれている...



その昔、各地では白米は貴重で南京米という赤米を食用にした。
あるとき、有力な長者の屋敷で、干していた小豆が盗まれた。
小豆は、貧乏人が盗んだに違いないと思い、村一番貧しい農民を疑った。


農民は、幾ら貧しくても、人の物に手は触れないというが信じず、
五つになる農民の息子に「お前は赤飯食ったか」と問うと、
「赤い飯食った食った!」と嬉しそうに答えた。


長者はてっきり小豆飯だと思い、農民を激しく責めたてた。
農民は、「それじゃ、腹をたち割ってすっきりしましょう」と鎌を手に持ち、
わが子の腹を切り裂くと、わずかばかりの南京米が出て来た...



高知の方言では、赤い南京米を大唐米と呼ぶそうで、
この種の和名の由来ともなっている。


花はそこに咲いてこそ美しい...
荒らぶる海を眼下に、大唐米が急斜面を覆い尽くして咲く姿は荘厳だった。
今では、遠い記憶の中だけの光景となった。



自然の状態で保たれた海岸線が少なくなり、野生の群生は激減した。
反面、都市で植木鉢に植えられ、飼い馴らされた大唐米はよく目にする。
都会のプランターで大唐米を見ると、違う意味で哀しくなる...



さてさて、楽天写真館を利用して写真をアップロードすると、
画質が凄く劣化してしまうんだけど、何かイイ方法はないのかな?
今日の写真なんてかなり画像がボケて荒れて酷い状態だ... 憂鬱。

なんで、こんなに画像が汚くなるの???











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.24 11:37:09
コメント(17) | コメントを書く
[砂的博物誌] カテゴリの最新記事


PR

Profile

砂浮琴

砂浮琴

Calendar

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X