カテゴリ:砂的博物誌
藤原定家は、平安末から鎌倉初期の激動期を生きた公家であり歌人で、 代表的な新古今調の歌人で、「新古今和歌集」、「新勅撰和歌集」を撰じ、 宇都宮頼綱に依頼され、『小倉百人一首』なんかも撰じている。 定家葛(ていかかずら)の和名は、藤原定家が後白河院の三女式子内親王を愛する余り、 死後、葛に生まれ変わって式子内親王の墓に絡みついたとの伝説に由来する。 定家葛はキョウチクトウ科 テイカカズラ属の常緑のツル植物で、 本州から四国、および九州地方の温暖な地方で自生している。 過去には、別名ではマサキノカズラとも呼ばれていたようで、 古今和歌集に、み山には あられふるらしと山なる まさきのかずら 色づきにけりと、 実際に定家葛が詠まれた歌が集録されている。 台風5号が温帯低気圧になって、解りやすいほど梅雨っぽい天気。 しかも、雨量は5割増しぐらいだし... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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