カテゴリ:砂的博物誌
春には山桜が咲き誇り、初夏には三葉躑躅や辛夷が彩った里山を、 黄金色と朱色に染めあげて、秋が季節を誇示している。 間もなく、落葉樹は葉を落として眠りに就き、夏は緑に隠されていた山の稜線が、 枯れ色になぞられて姿を現すだろう。 世間の人様には、ありふれた田舎の山の風景にしか見えないだろうけど、 砂にとっては、いつもワクワクさせてくれるワンダーなおもちゃ箱。 とはいえ、虫嫌いの砂浮琴にとって夏の森はちょっとした絶叫アトラクション。(笑) 従って、春と秋だけは、安心して森歩きを楽しむ季節なのだ。 日曜の午後は、ちょいと散策した森の中で鹿の親子と出会った。 鹿は、敷き詰められた新しい木の葉の絨毯を踏みしめ餌を探していた。 この神域の森は鳥獣の楽園だから、鹿も兎も狸もあまり人を恐れない。 恐れないというより、やや舐めている気もする...(笑) 科学がどれほど進歩しても、自然は人の思惑になんか目もくれず時を刻み、 生きとし生けるものすべてを実行支配し続ける。 山は季節に色づき、部下のエリカとR子は合コンにXmasにと色気づき、 砂はというと、そろそろ年の瀬の支払い請求書に色めき立つ季節。 旗色は悪い...(苦) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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