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ないものねだり

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2013.01.17
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テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:仕事のお話



聞けば、平松可奈子とか小木曽汐莉とか、SKE48のメンバーの子たちが、
今春にも大量卒業するとか。


実は、砂浮琴も1月末で職場を去ることになった。 何48?(笑)


歳が歳なので、職探しや暮らしを考えると前途の不安は語るまでもない。


だけど、考えられる事はすべてやり尽くしたし、少なくとも悔いはない。
何をするにも反対され、邪魔され、陰口を叩かれながら、
それでも三年延命した。


嫌われ役に徹し、何度も乱脈経営を改めさせようと試みたけど、
古狸たちの、身に染みついた悪習は絶ち難しということだろう。


五十五で引退するまで、あと二年は頑張ると決めていたけど、
自分が思い描いたような、そんな風に都合よく事は運ばないもんだ。


真っ先に、苦労を共にしてきた課長に「退く」と告げ、自分の無力を詫びた。
課長は、晴れ晴れとした表情で「自分もお供します!」の一言だった。


近いうちに、誰かがこうして幕引きをしなきゃいけない状況だった。
最終的に、砂の部門はほぼ全員が辞めることになった。
外国人スタッフや、若いスタッフの後々を考えれば、
むしろ、これでよかったんだと思う...


あら楽し 思ひは晴るる身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし



そんな心境で、課長とははじめて二人で酒を酌み交わした。













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Last updated  2013.01.18 01:03:57
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