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ないものねだり

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2015.09.18
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カテゴリ:砂的博物誌
DSCN6671.jpg

こがね色に色づく田んぼに、艶やかな彼岸花はよく映えて美しい。
美しい花なのに、なぜ彼岸花は嫌われる?

古くから、讃岐の国(香川県)にこんな民話があるそうだ。
彼岸花と木瓜(ぼけ)は、日頃から他の花々に自分の美貌を自慢した。
ある日、野菊から仲間たちの間で花の会があると誘われた。

けれども、彼岸花と木瓜は、他の花より自分は美しいんだから、
あとから行っても花の会には一番に入れてくれるといい放ち、ワザと遅れた。
すると、花の会はとっくに終わってた。

こうして彼岸花と木瓜は、花の会には入れてもらえず、
墓や仏壇の供花にも、加えてもらえないのだとか・・・

美貌を、鼻にかける美女は間違いなく嫌われるが、
鼻にかけなくても、ブスに嫉妬されたりもする。

DSCN6687.jpg

美人薄命という四字熟語の諺がある。
医学的に、そんな病例があるワケじゃない。
美女の周辺は災いが多発し、不幸を引き寄せるからだとか。

古来、美女が絡んだ紛争や災いは多い。
トロイア戦争は、ヘレネー妃の美しさが原因。
玄宗は楊貴妃に、カエサルとアントニウスはクレオパトラに溺れ身を滅ぼした。
後世に、傾国の美女と恐れられる究極の”さげまん”だ。

漢の曹操は、人妻に横恋慕して赤壁の戦いにも大敗。
赤壁だけに、文字通り赤っ恥。

天照大神は、一時的にせよ日本全土を暗闇に沈め、
天下の小野小町は、晩年に野垂れ死にした。

美女が、一番得するのはやっぱり第一印象。
だけど美女も、そのあとなかなか大変だ。
外見がキレイだから中身もと、世間はついつい期待する。
勝手に期待しといて、裏切られると世間は叩く。

そろそろ、彼岸花の話に戻ろう。
彼岸花は、とても美しいのに印象が悪い。
それはきっと、美しいのに毒があるからに違いない。

DSCN6615.jpg

個人的な好みをいえば、美女は少し毒のある方がイイ。
人畜無害なブスより、美女のちょっとツンデレなとこに弱いのだ。
ピエール瀧が登場する、あの某ウイスキーハイボールのCMのように。
オトコって、ほんとバカだよな。


さて、またしても脱線した。
気になって調べてみると、他にもう一つ説がある。
古代中国の一部では、葉と花を同時につけない植物を忌み嫌う習慣があって、
それが日本にも伝わったからだそうな。



ところで角万さん、ウイスキーはお好きでしょ?










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Last updated  2015.09.18 02:33:24
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