カテゴリ:砂的つぶやき
世の中は、実に多様な憂いがある。 黒きを憂う者あらば、白きを憂う者もいる。 それは、入浴中の出来事だった。 "カリアゲ小僧"の異名を持つほど、髪が短いこともあり、 かつて、白髪は目立たなかった。 そりゃ、少しは見て見ぬフリをしたかも知れない。 ま、少しは隠蔽する腹もあった。 兎も角、そんな風だったのが、 近頃は白髪が増えて仕方がない。 けれど、せいぜい頭と髭だけの事と決めつけたが、 鼻毛と眉でも発見し、事の重大さに戸惑った。 でも、まさか、たぶん、万一と、自問自答を繰り返し、 幾ら何でも鼻毛どまりと結論づけ、やっと気を取り直した。 だがしかし、それは束の間の平安に過ぎなかった。 入浴中、湯の中に視線を落としたとき、白いものが目に入った。 チン●の毛に白髪! 白き憂いは、もはや我が股間にまで及んでいたのだ。 驚愕の出来事にすっかり狼狽し、 ヨボヨボになって浴室を出た。 仕事仲間に、以前から歳を思い知るぐらいなら、 いっそすっきり剃るがマシだと豪語してはいたが、 下ともなると... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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