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ないものねだり

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2015.09.23
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今日は、彼岸会(ひがんえ)だ。
我が家にも、坊様が布施を受取りに来た。
あ、確かお経もあげたよね。
世間話や雑談の合間...

我が家を訪れる坊様は、前夜から忙しい。
仏法に関する知識をおさらいし、
下準備をしてやって来る。

何故なら、来る度に、
砂からDeepな"問答"が待っている。

今年は、三途川(さんずのかわ・さんずがわ)について。
三途川は、正津川とも記され、現世と冥土を分けとされる。
仏典に由来するものだけど、多分に民間信仰が混じっている。

三途川の出典は、金光明経の記述にある。
「よく地獄餓鬼畜生の諸河をして焦乾枯渇せしむ」
というのがルーツ。

地獄道、餓鬼道、畜生道の三つを悪しき道=三途と呼び、
三途川の由来となる。

平安頃の亡者は、三途川をで渡れた。
その際、女は初めてした相手に手を引かれ、
三途川を渡ったらしい。

その後ハードルが上がって、舟で渡るようになる。
渡し舟の運賃は六文。

江戸の頃に定められたままで、賃上げはないが、
支払わないと丸裸にされる。

六文銭は現在流通しないので、
印刷した六文(冥銭)が使われるらしい。
クレジットカードは使えない。
ICOCAが使えるかどうか定かではない。
それはもうイイのだ。
ウィキペディアにだって書いてある。


ここからが、坊様への出題だ。
実は、三途川は日本地図に4ヶ所実在する。
坊様は、こんな事には気づくまい。

一つは、群馬県の白倉川支流の小河川(さんずがわ)で、
国道254号に架かる橋は三途橋という。

二つめは、千葉県だ。
一宮川の支流にあたる川で、その名もズバリ三途川

三つめは、宮城県の阿武隈川水系の小河川

四つめは、青森県むつ市。
恐山付近を流れる正津川で、別名三途川と呼ばれる。

あれあれ? ここで地理的に確認すると、
いずれの三途川も東日本にあって、西にはないのだ。

仏教に、西方浄土という言葉がある。
そう、西は浄土なのだ。

砂浮琴は、一応西側に住んでいる。
これ以上は口にするまい...(笑)










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Last updated  2015.09.23 17:44:32
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