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ないものねだり

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2015.09.26
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残念ながら、再び雲が厚くなって、今夜は月が拝めないが、
古来、今夜の月を待宵(まつよひ・まつよい)の月という。

旧暦の八月十四日の夜、またはその夜の月を指す言葉で、
望月に、わずかに満たないため、小望月(こもちづき)とも呼んだ。
十五夜が満月だとしても、前夜の月の風情もまた趣がある。

まつよひの ふけゆく鐘のこゑきけば あかぬ別れの 鳥は物かは (大宮小侍従)

この歌を残した大宮小侍従(おおみやのこじじゅう)は、
平安末から鎌倉にかけての歌人で、女房三十六歌仙の一人。

鴨長明が、、「近く女歌よみの上手にては大輔、
小侍従とてとりどりにいはれ侍りき」
と、
人気女流歌人として紹介している。

当時、小侍従と人気を二分していたのが殷富門院大輔。
二人はライバルだったが、仲のいい友でもあったようだ。

鴨長明は、しっとり落ち着きのある大輔に対し、
小侍従はいつも華やかで、驚かせる表現が得意、
誰よりグッとくる返歌の名手だと褒める。

小侍従は、きっとオトコにモテたろう...

平家物語に記された逸話などから、
待宵の小侍従としても知られる。

ちなみに、明日は中秋だけど、今年の満月は28日だそうだ。









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Last updated  2015.09.26 21:52:42
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