テーマ:詩&物語の或る風景(1048)
カテゴリ:砂的古典文学のススメ
数ある大和言葉の中でも、月に纏わる言葉はことのほか美しく、 かつて日本人が、如何に月を愛しんだかが想像できる。 一日目は、新月 二日目は、繊月(せんげつ)、または二日月(ふつかづき) 三日目は、三日月、ほかに初月(ういづき)、眉月(まゆづき)、若月とも。 四日、五日、六日目と、とくに見当たらず。 七日目は、上弦の月。 八日、九日目は、とくに見当たらず。 十日目は、十日夜之月と書いて、とうかんやのつきと読むらしい。 十一日は、十二日目は、とくに見当たらず。 十三日目は、十三夜(じゅうさんや)、または十三夜月(じゅうさんやづき) 十四日目は、小望月(こもちづき)、幾望(きぼう)、待宵月(まつよいづき) 十五日目は、十五夜月、満月、望月 十六日目は、十六夜と書いて(いざよい) 十七日目は、立待月(たちまちづき) 十八日目は、居待月(いまちづき) 十九日目は、寝待月(ねまちずき)、臥待月(ふしまちづき) もはや待つ態度ではない...(笑) 二十日目は、更待月(ふけまちづき) 二十三日は、下弦の月 二十六日は、有明月(ありあけづき) 有明海の名は、湾内に見る月が美しいことに由来。 二十九日は、晦(つごもり) 三十日目は、三十日月(みそかづき) さて、天気も幾分回復しつつある。 今年はどんな中秋の月が見られようか... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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