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ないものねだり

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2015.10.19
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  初恋、友情、涙・・・ 忘れられない夏がある。

   

こんなキャッチコピーに惹かれて、
続いて観たのが、「チルソクの夏」

この映画は、地元下関出身の佐々部清監督が故郷を舞台に、
女子高生の恋と友情を描いた青春物語だ。

映画のタイトルにもなったチルソクとは、
韓国語の七夕を意味する。

一年とは、恋する男と女にとっては残酷な時間。
さらに、恋心を阻むようにして国境の海がある。
そんな、二人の切ない恋物語を七夕になぞらえ、
チルソクというタイトルは、より一層の意味を持つ。

そもそも、日本と韓国の微妙な関係は祖先の代から続き、
背景には、文化の違いと心理的な溝がある。

今よりもずっと、韓国を遠くに感じていた時代、
姉妹都市下関と釜山が、双方の親善事業の一環として、
年に一度、共同開催する陸上競技大会があった。

この作品は、メールも携帯もなかった70年代後半の夏、
釜山で開催された大会に参加した女子高校生の一年を追い、
その恋心を手掛かりに物語が展開して行く。

      ~あらすじ~
昭和52年夏、下関の高校に通う郁子は、親友の真理、
巴、玲子とともに、親善陸上競技大会に参加する。
郁子は、会場で韓国の男子生徒に呼びとめられ、
その助言に従い記録を出す。

その夜、戒厳令下にあった釜山の宿舎で二人は会い、
郁子は、男子生徒に好意を持つようになった。

二人は、「来年、また会おう」とチルソク(七夕)の約束を交わし、
次の年、約束を果たした二人は下関で、楽しいひと時を過ごす。

しかしその後、それぞれの人生を歩みはじめた二人は、
もう二度と再び会うことはできなかった・・・
  (2004年日本映画 監督 佐々部清)
  砂浮琴評価 ★★★★☆


この映画を観て、一つだけ確信したことがある。

近年、過去の歴史認識を巡り、日韓関係は良くない。
しかし、そんな両国の大人の雑念を抜きにすれば、
海峡を挟んだ恋に、共感するところは大きい。

もし今後、日韓の関係を発展させたいとするなら、
こうした、青春の只中にある若者たちに委ねればよい。

彼らの世代同士は純粋で、政治や民族の垣根はないのだ。

ところで、今日のblogタイトルですっ飛んできて、
読んで映画かよなんて、ズッコケた人は誰?


~この秋、あなたの涙は止まらなくなる~






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Last updated  2015.10.19 03:03:07
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