カテゴリ:砂的博物誌
雨の止み間に散歩をすると、道脇にひっつき虫を見る季節。 ひっつき虫には、くっつき虫とかあばつきという呼び名もある。 中には、ひっつきもっつきなどと呼ぶ地方もあるようだ。 ひっつき虫とは、植物の種子で、かぎ状になった針(鉤・フック)、 棘、粘液などで動物や人の衣服にくっついたりするアレである。 子供の頃は、鬱陶しい思いをしたが、今は懐かしく思えて、 散歩の途中に、ついカメラを向けてしまう。 写真のひっつき虫は、コセンダングサという種類だそうだ。 他にも、ひっつき虫と呼ばれる種類はチカラシバ、ササクサなど、 日本国内には十数種類以上も存在するらしい。 種の保存のためとはいえ、植物の戦略のしたたかさを実感させられる。 ひっつき虫といえば、コクヨの文具にもある。 壁や貼る対象を傷つけず、繰り返し使える便利グッズだ。 余談だが、甘えて寄りかかる様子や、つきまとう姿を表す表現でもある。 まぁ、綺麗なお姉さんのひっつき虫なら、いつでも歓迎する。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|