テーマ:お勧めの本(7364)
カテゴリ:ドンとこいDIY
今日は、朝から厚い雲い覆われ、冷え冷えとしている。
「地球はもう温暖化していない」(深井 有著) このご時勢に、何て本を出版するんだと思いつつ手にした本。 しかし、読み進めるとこれまでの"妄信的"な考えが崩れるのだ。 2009年11月、IPCCの温暖化数値データの不正が暴かれていたという。 この重大事件は、たちまち世界の各国で大々的に報じられた結果、 IPCCが提唱するCO2温暖化論への信頼は地に落ちていた。 しかしこの事件は、何故か日本国内では報道されることなく、 CO2=地球温暖化が、今も信じられたままだという。 ※:IPCCとは、国連・気候変動に関する政府間パネルの意。 科学的に考えて、CO2の影響はまったくないわけではないが、 本当の恐怖は大気中の水蒸気、つまりH2Oにあるというのだ。 温室効果ガスの弊害を語る上で、確かに水は含まれていないが、 実際の温暖化の効果では、CO2よりH2Oの方が断然大きい。 台風は、洋上で温められた水蒸気で発生し、水蒸気で成長する。 こういえば、誰もが理解できる。 なので、温室効果を論じる上で、水蒸気は無視できないのだ。 CO2温暖化論は、科学的根拠としてはもはや破綻している。 CO2は、国際舞台で排出権という国家間の取引の口実に変貌し、 巨大産業へ発展して、一部の国に莫大な富をもたらそうとしている。 そのため、先進国と途上国の利害の対立がより鮮明となり、 新たな国際紛争の火種にもなりかねないという。 ECO技術で、当時一歩リードしていた日本政府が、 この不都合な真実を隠蔽した理由が読めた気がした。 そういえば、今回Parisで開催されたCOP21の会議では、 京都議定書に、あれほど抵抗してNOを唱えたアメリカや、 削減を渋った中国までが、今回は数値目標をアピールした。 京都議定書から十数年余りの間、時間稼ぎをした国々は、 それぞれに技術を集積し、商売に参加する宣言ではなかろうか... この本、読む価値のある一冊だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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