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テーマ:癌(3518)
カテゴリ:がん活動
ある日の、議員会館での出来事です。
私は、このごろ足が遠のき気味ですが、一人でもとっとと議員会館へロビィイングに行きます。 議員会館の地下には、売店や食堂があり、売店で『国会便覧』というものを買うことができます。 ちょっと厚めの新書サイズで、2600円+税です(つまり2730円・・・高い!) 主婦感覚ではちょっとお高めですが、衆・参両議院全員の情報が網羅されています。 ロビイスト必携といえる代物です。 それを頼りに、厚生労働委員の議員さんの事務所を回ったりなど、活用しています。 さて、先月のある日(あ、9月だったかな?)、所用があり、議員会館へ行きました。 目的の用事「その1」を済ませたあと、あまり時間がなかったのですが、とてもご無沙汰してしまっているので、『国会がん患者と家族の会』の議員さんの事務所を何件か、回りました。 こんなことをしてる主婦は珍しいし、完全なボランティアだし、ということで、よくお話を聞いてくださる事務所がいくつかあり、そちらの秘書さんとは顔なじみになっています。 いつもアポなしで突然ヒョコッと行き、用意した1枚紙のかわら版などをお渡しして、秘書さんがお忙しくなければ雑談するのが私のスタイルなのですが、今回は、手ぶらでした。f^^;; ・・・・ちょっとたるんでますね・・・(反省) 国会がん患者と家族の会は、超党派で、各党の衆議院議員・参議院議員がメンバーになっていて、それぞれ取りまとめ役の議員さんがいらっしゃいます。 それぞれの党の立ち位置があり、今のような微妙な局面では、やはり、それぞれの党の中での考え方もあります。 与党で、がん対策に前向きに取り組んでくださった、私にとって行きやすい事務所のセンセイは、今はとてもお忙しいポストに就任されて、なかなかがんまで手が回らない・・・ということがあるようでした。 私も議員会館に顔を出すようになって、かれこれもう3年目なので、その間にどの党の議員さんも、役職をお持ちになって、お忙しくなられていました。(もともと忙しい方々ですが) 参議院議員選挙以降、与党もあまり勝手なことはできないだろうし、これでやっと医療や福祉の問題も、もっとしっかり向き合ってもらえるようになるのかな、と思っていたので、野党の議員秘書さんと、そんなことを雑談しました。 私は、今こそ、与党と野党がじっくりと話し合える環境が整っている、と思っていました。 今までは数に物を言わせて、どんどんやっていればよかった与党が、それをできなくなっていたわけですから。 しかし、答えは意外なものでした。 参議院の選挙はしばらく、絶対にありません。 つまり、参議院において、この状態から、与党が回復できるのは、次の選挙までないということになるわけです。 しかし、衆議院議員選挙は、近い将来必ず行われる。(と、誰もが思っている) 与党は、あの、郵政民営化選挙のときの大勝利を再現しない限り、確実に議席を減らす状況なわけです。 逆に、野党は、あそこまでひどく負けなければ、絶対に今よりはマシになるわけです。 政権奪取までできなくとも、今より悪くなる条件はまったくない。 だから、与党に歩み寄る雰囲気が、いま、野党にはないのだ・・・・。 しっかり話し合われる気運がない、ということにはかなりがっかりしましたけれども、まあ、それもごもっとも・・・と思い、それなら早く国民に信を問う機会を与えてほしいなぁなどと思って帰ってきました。 それが何で、いきなりの連立構想になるわけ??!! と、昨日は、ほんとにびっくりし、憤りました。 これははっきり言って、国民に対する裏切りだと思うんですよね。ほんとに。 昨日も今日も、私がテレビをつけたら、民主党の原口一博議員が、小沢党首の考え方だの、 『日本が一人でいい思いをすることを、世界は許さない。アメリカが世界の警察としての機能を担っているように、日本もそのあり方を自ら考えるべき』 だの、という持論を展開していました。 アメリカの言いなりになってお金をばら撒いたって、世界に対する責任を果たしてることにはならないと思うし、それが国連だったとしても、今の財政状況で、なぜ、国民を餓死させたり、(がん)難民化させたりしながら、そちらに莫大な予算をつぎ込まなければならないのか、理解できない国民はたくさんいると思います。 国民の信を問うてほしいです。 そしてマスコミも(特に民放)、もうちょっと、自分たちの存在意義について、真摯に考えてほしい。 あまりにもくだらない番組ばかりになりすぎていると思います。 報道番組のレベルが低すぎる(亀田親子なんかに時間使いすぎ!!)。 かと思うと、政治のことを扱うときはすぐに議員を呼んできて勝手にしゃべらせるけれど、それはそれで、退屈すぎる。長い時間、それに付き合うのは、苦痛すぎる。(私の主観ですが・・・f^^;;) もう少し、きちんとニーズに応えられる番組作りをしてほしい、と思います。 今朝、はなまるマーケットで乳がんについて放送していました。 せっかくの取り組みでしたが、私、政治のことを見てしまっていました・・・(冒頭の部分しか見てません。すみませんm(__)m) はなまるでそういう病に関する知識の普及・啓発をするのは、とても良いことだと思いました。 あんまり小難しいことを言われてもピンとこないと思いますが、若くしてがんになった患者さんの 『病気になるまでは、病気のことは、他人事だった。でも、本当は、なってからあわてるのではなく、なる前から考えておかないといけないと思った』 という言葉は、とても説得力があったと思います。 “乳がんは、若い人でもかかるがん”“働き盛りのお母さん世代が発病のピーク”という説明から番組が始まっていました。 がんは、早期で発見されることが、治癒率をぐっと高めます。 (私は、8月にマンモグラフィをちゃんと受けてますよ~~。 でも、えらそうに言ってますが、じつはとっても頼りになる乳がんの団体の方に勧められて、予約まで取っていただいたからで、怠慢な私が自分だけでやってたら、ちゃんと受けてない可能性のほうが高いので、えらそうにいえないです。ホントは) 話が飛びました~~ スミマセン m(__)m 結局何が言いたかったかというと、医療や福祉のことって、その当事者になるまで無関心である人が多いのですが、やはり、そうではなく、いつ自分がその当事者になるのかわからないという意識を、みんなが持ち、自分の納めている税金がどう使われているのか、医療費がどうなっているのか、さまざまな観点から、みんながしっかり考えていかない限り、今の政治や世の中の風潮に流されていってしまうんだと思うんですね。 自分が元気なときには無関心で、いざ病気になると『何とかしてくれ』では、なんともなりません。 アメリカでも、ブッシュ大統領の支持率は33%で、共和党の支持率が30%台なのに対し、民主党の支持率が50%を超えました。 ブッシュの『対テロ戦略』の支持は、アメリカ国内でもどんどん落ちてるのに。 なぜ今日本が、それに固執しなければならないのか、それにいくら投じるのか、それを国民に明らかにしてほしいし、そういう報道がされることを期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月05日 10時42分14秒
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