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カテゴリ:韓流ドラマ&映画
セリ絶体絶命の時、白馬ならぬ高級車でさっそうと乗りつけたリ・ジョンヒョク。
王子様ですよね~ ピストルをセリの頭に向けて、憎々し気にジョンヒョクを見るチョルガン少佐。 そんなチョルガンに向かって、「僕の婚約者に何のマネですか」というジョンヒョク。 周りの人々の驚く声、声。 「婚約者がいたのか」と、渋々銃を下すチョルガン。 ジョンヒョクはすぐにセリを自分の傍らに引き寄せます。 しかしチョルガンはまだ許してくれません。 婚約者がピョンヤンから来たのであれば、ピョンヤン市民証と特別通行証を見せてくれと言います。 その頃、第5中隊のメンバーは、セリが見つかっているのではないかと気をもんでいます。 ジョンヒョクが時間通りに到着すれば、何とかごまかすはずだと言うグァンボムに、 チスは、「融通の利かない男だぞ、本当のことを言うかもな」と答えます。 確かにジョンヒョクは融通が利かないと言う感じですが、セリに関しては違うんですよね。 セリの正体を暴こうとするチョルガンにジョンヒョクは、「彼女は南からきた」と言います。 え?やっぱり融通が利かない男だった? 驚く人々。 「どういうことだ?」というチョルガンに、ジョンヒョクは「11課の所属です」と答えます。 それを聞いて、周りの人々のセリを見る目が変わり、 得体の知れない者から、憧れの英雄のような扱いになります。 11課の情報は党の機密事項なので、詳しくは言えないというジョンヒョク。 ということは、11課とはスパイ任務をするところということでしょうか。 ジョンヒョクが大ウソをつきまくっている頃、第5中隊の面々はあいかわらずジョンヒョクの生真面目さを心配しています。 「とにかく大尉(ジョンヒョクのこと)は生真面目だから心配です」 「嘘は決して言いませんから」 「正直すぎる」 「嘘も方便というのにな」 いや大丈夫ですから。セリのために生真面目正直男が平然と嘘ついてますから。 彼女は祖国に帰ってきたばかりで疲れているからと言い、それを聞いてジョンヒョクの方にもたれるセリ。 驚く人々をしり目に、門を閉めてしまうジョンヒョク。 ようやく2人になることができました。 11課のことを矢継ぎ早に審問するセリに、ジョンヒョクはそっとカップに白湯を入れて渡します。 「飲んで落ち着いてくれ」というジョンヒョク。 急な宿泊検問で怖い思いをしたセリを気遣います。 けがはないかと優しく聞くジョンヒョク。 そして11課のことを教えてくれます。 11課とは、南朝鮮で活動した特殊工作員やその家族のことで、やはりスパイということですね。 それを聞いてセリが怒り出します。 スパイにするなんてひどいって。 でもあの状況では仕方がなかったのでは? セリはバレたらどうするのかと心配のようです。 そこへ村の女性たちがやってきます。 軍人の妻たちです。 勤務から帰ってきたばかりで食べるものがないでしょうと、お酒やチヂミなどを差し入れしてくれたのですが、どうやらセリが気になって偵察に来たようす。 門の前まで出てきたセリを見て、11課でどんな任務に就いていたのかと尋ねます。 任務の内容は秘密だと答えるセリ。ご存知では?と言い返し、相手を黙らせます。 さすがセリ。度胸もあるし頭の回転も速いです。 門を閉め家に入ろうとしたセリの耳に、「美人でもないわ」「親が決めたのかしら」「大尉はその気が全くないみたい」などと散々悪口をいいながら帰る女性陣の声が。 彼女たちのアイドルでもあったイケメン大尉に突然婚約者が現れたので、やっかみがすごいです。 食事をしながらセリは言います。自分がいなくなったらなぜ別れたのか尋ねられると。 男女の間で一番大事なことは、別れの原因とどちらが振ったかだというセリ。 だからジョンヒョクが振られたことにして欲しいといいます。原因は性格の不一致ということにして欲しいと言うセリ。 了承するジョンヒョク。 今までセリが誰とも真剣に付き合ってこなかったと言うことがわかるセリフですよね。 食事が終わり出ていこうとするジョンヒョクをセリが引き止めます。 ジョンヒョクは下っ端らしいので、また押し入られたら困ると。 だからここにいて欲しいと言いつつ、寝室は私が使うと宣言するセリ。強引すぎてここら辺のセリはちょっと苦手ですね。 ベッドを占領しながら、興奮してなかなか眠れないセリは、隣の部屋にいるジョンヒョクに話しかけます。 「スイスに行ったことが?」 本棚を見たこと、本棚を見ればその人の性格や好みなどいろいろと分かるというのです。 「あなたの場合は暗い本が多かったわ」 いや、余計なお世話だって、セリ。 暗い本ってどんな本のことを言っているんでしょうね。哲学書? ピアノの楽譜とコンサートのパンフレットもあったというセリ。 それを聞きながらジョンヒョクはスイスのバーゼルン学院の願書やパンフレットを手に取り、記憶の中に入り込みます。 コンサートホールでドビュッシーの「月の光」を優雅に弾くジョンヒョク。次の場面では湖のほとりに置いたピアノを奏でます。 思い出を閉じ込めるように、手にしたパンフレットを本棚にしまうジョンヒョク。 「私もピアノの腕は人並み以上よ。”エリーゼのために”は暗譜で弾ける」というセリにジョンヒョクは微笑みます。 セリの「あなたもピアノを?」のことばにジョンヒョクは自分の手を見つめます。 「それともピアノを弾く恋人が?」と聞くセリに無言のジョンヒョク。 「何よ、本当にいるの?」とセリは面白くなさそうです。 ピョンヤンの空港に降り立つ一人の女性。 ソ・ダンの登場です。 空港の人ごみの中でク・スンジュンのスーツケースとダンのスーツケースがぶつかります。 思わず見つめ合う2人。スンジュンがダンに先を譲り、一礼をして先に行くダン。 彼女の後姿を見つめながら、「”南男北女”と言われるだけある」と呟くスンジュン。 ダンを迎えに来ていたのは、ピョンヤンでジョンヒョクを助けたコ・ミョンソク大佐でした。 ダンはジョンヒョクの本物の婚約者のようです。 空港から車で街へと向かうク・スンジュン。感傷に浸りながら窓の外を見ています。 急に雨が降ってきました。が、車のワイパーがありません。 駐車中にワイパーを盗まれていたのでした。ミョンソク大佐の車のワイパーは取り外してカバンにしまっていたので盗まれていません。こういうシーンでも北朝鮮のようすが垣間見られるなと思いました。 雨の中、チョルガンは盗聴の仕事をしているチョン・マンボクを訪ね、ジョンヒョクの家の盗聴を命じます。この2人、ジョンヒョクの兄の事故死を仕組んだ張本人のようです。 マンボクは事故の日を思い出しています。 翌朝、ジョンヒョクの乗ってきた車を村の人たちが見物しています。 その様子を門の中で窺うセリ。 出勤するジョンヒョクを見送るといいます。 どうやら昨夜、軍人の妻たちに”美人ではない”と言われたのを気にしている様子。 門を開けて出ようとするセリをジョンヒョクが止め、髪をくくるように言います。 このようなヘアスタイルにしているのは、外国人か変人だといい、セリの髪をハンカチで結んでやるジョンヒョク。優しい、どこまでも優しいです。 外に出る2人を村の人々が見つめています。 ジョンヒョクに甘え、イチャイチャするセリ。 頭をなでてとか、手を振ってとか要求が多いこと多いこと そしてそれをさせられるジョンヒョクのぎごちないこと…。 慣れているセリと慣れていないジョンヒョクが対照的でした。 キムチ作りをする軍人の妻、マ・ヨンエ、ナ・ウォルスクたちがセリも参加するように言いますが、きっぱりと断るセリ。 一方ジョンヒョクは第5中隊の4人を前に、昨夜の顛末を離しています。 セリのことを婚約者だと紹介したと聞いて驚く面々。 こんなに嘘をつくのがうまいとは思わなかったというチス。 ジュモクが言います。 「南朝鮮のドラマでは隠れているときバレそうになったら、男女が急に抱き合ったり口づけしたりします」 思わず唇を押さえるジョンヒョク。まだだって なぜそうするかチスに聞かれ、「危機を逃れるための南朝鮮式の方法です」とジュモク。 「危機を逃れた後は?」とウンドン。 「ドラマが面白くなる。2人は夜を共に過ごすからな」とジュモク。ほんとよくドラマを見ていますね。 それを聞いて第5中隊の4人はジョンヒョクの顔を見ます。 あわてて、別々の部屋にいたと言い訳をするジョンヒョク。 「そこから恋に落ちます、100パーセント。例外のドラマは1本もありません」とジュモクのダメ押しが。 マンボクによってジョンヒョクの家の近辺に盗聴器が仕掛けられます。 マンボクがさっそく盗聴を始めます。 ジュモクがセリにドラマの登場人物の死に文句をいっています。 それを重要なことだと勘違いして、必死にメモを取るマンボクが可笑しすぎます。 ク・スンジュンの隠れ家にチョルガンがやってきます。 チョルガンも嫌な奴だけど、スンジュンも偉そうで嫌な奴臭がプンプンします。 韓国ではセリの実家で兄弟たちがセリの失踪について父親に意見をしています。 このセリの実家の建物って、ドラマ「絶対彼氏」でも使われていたような気がするんですけど。 あまりにも豪勢で宮殿のような建物なので記憶に残っていました。たぶん、そうですよね? ジョンヒョクの家の庭に干していた軍服を盗んだ少年を、第5中隊の面々が追いかけ捕まえます。 目も開けられないほど空腹の妹のためにやったという少年の言葉を聞き、セリは台所にある食料を袋に詰めてやります。「あんなのはごまんといる」というチスの言葉にも耳を傾けません。 それを聞いていたジョンヒョクは少年に、「顔と手を洗え。食べるときは清潔でないと」といいます。 セリもジョンヒョクも優しいです。涙がこぼれるシーンです。弱者に優しい人ってやっぱり素敵ですよね。 一部始終を盗聴しているチョン・マンボクも涙をこらえているように見えます。 少年は妹のいる市場へ駆けていきます。彼の言ったことは本当だったんです。 嬉しそうに妹の口に食べ物を入れてやる少年の姿は、涙なくしては見られないシーン。 北朝鮮の飢餓問題を思い出してしまいます。 どの国の子どもたちも十分に食べられて幸せに育って欲しいと願わずにはいられません。 セリはジョンヒョクの家で、第5中隊の面々を前に、賞状授与式を行っています。 1等賞はクム・ウンドン、親切賞。賞品は2種類あり、統一バージョンは1億ウォン。統一の後に賞状を持ってくれば1億ウォンあげるというのです。さすが大金持ちセリ。即時受領バージョンはトウモロコシだということで、統一バージョンとの違いが可笑しいです。 ウンドンはトウモロコシをチョイス。そのトウモロコシはもちろんジョンヒョクの持ち物。その大胆さがセリらしいです。 2等賞はキム・ジュモク、韓流ラブ賞。やっぱり 統一バージョンの賞品は、ジウ姫との昼食。それを聞いて顔色を変えるジュモク。熱烈なチェ・ジウファンですから。即時受領バージョンは、ジョンヒョクのテレビ。慌てるジョンヒョクに、「大丈夫」と余裕のセリ。 「ジウさんとの昼食を」というジュモク。かわいい。 3等賞はパク・グァンボム、人類の宝賞。イケメンだからという理由で。 それを聞いて面白くなさそうなチスとジョンヒョク。 賞品の統一バージョンはミスコリアとのデート、即時受領バージョンはセリとのハグ。 2つとも辞退するグァンボム、硬派の男。 これで授賞式を終わろうとするセリにチスが声を上げます。するとセリはチスに、自分が使っていたシャンプー、リンス、ボディシャンプーを渡します。 賞状授与式を終わるセリを見上げるジョンヒョク。 へそを曲げるジョンヒョクを庭に連れてくるセリ。 スペシャルサンクス賞だと庭に植えたトマトの苗を見せます。 トマトは嫌いだし、植物を植えるのに興味がないと言うジョンヒョクに、ペットだと思って育ててみてというセリ。なかなか強引です。 しっかりと水やりをして1日10個の綺麗な言葉を聞かせてやるようにと言います。 盗聴しているマンボクは不思議な顔をしています。 ようすを問い合わせてきたチョルガンに、セリがまともな状態ではないと報告しています。 その夜、セリは韓国に帰るべく、ジョンヒョクの運転で船着き場へ向かいます。 ジョンヒョクがセリの髪を結ぶときに使ったハンカチをきれいにたたみ、彼に返します。 「今までありがとう。これは本音よ」とセリ。 「もう会えないわね」 「たぶん」 「アフリカにも南極にも行けるのに、あなたはよりによってここにいるのね。」 「お互いさまだ」 悲しい会話です。もとは1つの国だったのに、同じ民族なのに、世界で一番遠い国なんですよね、お互い。 船着き場に到着し、船長に一人かと聞かれ、不安な表情のセリ。 ジョンヒョクは思わず「2人です。見送っていきます」と言います。 トロール船に乗り、沖合に停泊している船に向かう2人。 もう会うこともないからと、お互いに名乗り合います。 セリは「私はヘジュユン氏なの。ヘジュは北朝鮮よね?」といい、「僕はチョンジュリ氏だ」と答えるジョンヒョク。ヘリの家系の元々の出身地は北朝鮮のヘジュで、ジョンヒョクの家系の元々の出身地は韓国のチョンジュという皮肉なエピソード。ここでも南北問題が頭をもたげます。 そこへ急に警備艇がやってきて、セリとジョンヒョクは船倉に隠れます。 ところがその船倉を開けろと言われ、2人は再び絶体絶命 慌てるセリにジョンヒョクは、「南のドラマでは危機一髪の時に使えるすごい方法があるとか」と言い出します。あ、ジュモクが言ってたやつね。 「知ってるだろ。例外はないと聞いた」 「知らないわ、教えて。何なの?」 「最初に聞いたときはあきれて信じなかったが、こんな状況になってみたら、それしかないかと…」 なんとも歯切れが悪くまわりくどいジョンヒョク。 イライラしたセリが「何とかしてよ」と言い、いよいよ船倉の扉が開けられそうになり、ジョンヒョクがセリに言います。 「何とかする。驚かずに、僕だけを見て」といい、次の瞬間、セリにキス まさにジュモクの言った通り実践するジョンヒョクの可愛さよ。 各話最後のエピソード、今回はマンボクの盗聴場面です。 ジョンヒョクが意味不明の単語をつぶやいているのを聞いて、何かの暗号かと思うマンボク。 しかしそれはセリに教えられたとおりに、トマトの苗に向かって10個のきれいな言葉を聞かせてやっているのでした。 海、日差し、つつじ、露、いわし雲、三毛猫、凧…これは違うか、取り消す、バラ、そよ風、初雪…そして最後に思いつめた表情で、ピアノと呟くジョンヒョク。 彼がきれいだと思う言葉が詩的で素敵でした。 軍人というよりも芸術家の言葉のセンスですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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