9月6日(土)義父が他界しました。
連絡を受けたのは、午前4時過ぎのこと。
6月に体調不良で精密検査を受けて、膵癌が発覚。
6月中旬、癌治療のため、数年前から飲んでいた血液をサラサラにする薬を一旦止めていところ、入院中に、脳梗塞で左半身麻痺。
膵癌で余命を宣告をされていたため、脳梗塞の様子を見ながら、癌治療を再開。自宅療養しながら、地元病院に通院していました。
8月中旬、私たちがお盆で帰省する前日、脳梗塞が悪化し、入院。
顔面麻痺も起こり、入れ歯が合わなくなりました。
「食欲も味覚も無くなってしまって…」と聞いていたのですが、私たちがお見舞いに行った時は、心配をさせまいとしてか、昼食のそうめんを、「のんこ(主人の愛称)に食われたら困る~」と言いながら、一生懸命ほおばっていました。
「アイス食べる?」と聞いたら、「食べる」と言ってくれて、皆で食べました。
お肉が好きだったので、「退院祝いは、焼き肉をしょうね!」と言って、その時は帰って来ました。
その後、入院中の様子を実家に聞くと、食欲も出て「カボチャが食べたい」というので、何度かおかずを作って持って行ったこと、また歩くリハビリも順調で、外泊も出来そうということで、ひとまず安心し、私たちは13日に帰る予定をしていました。
なのに、その帰る1週間前の9月6日の明け方、義父は、心不全にて天に召されてしまいました。
トイレに行きたいと、ナースコールで看護師さんを呼んで、立とうとしたところ、立てずに「変だ、なんか変だ」と言いながら、再び横になったあと、心停止したとのことでした。
家族のものは、誰も死に目に会えませんでした。
義母は、毎日お見舞いに行っていたので、とても信じられないという様子で、看護師さんからの「とても安らかな眠りでしたよ」という言葉を信じるしかないと、とても残念そうに話していました。
病気が発覚してから、たった3ヵ月しかたっていません。
大事な人を亡くすたび、「命の尊さ」と「はかなさ」を思い知ります。
お寺の玄関口に、参列して頂いた方を玄関でお迎えする、義父の写真に感謝の言葉が書かれた額が飾ってありました。その言葉の最後には、
「皆さんのおかげで、良き人生でした」と書かれていました。
人生、波瀾万丈、色んなことがこれからもあるだろうけど、最期は私も、感謝の言葉で締めくくりたいと、そう思いました。
今はただひたすら、合掌。